パキスタン閣僚が辞任
ムシャラフ大統領が罷免した判事の復職を下院にかけることに関する協議が決
裂したことを受け、下院第二党の「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派」
代表のシャリフ元首相は十二日、連立内閣の党所属閣僚全員が辞任すると発表
しました。当該閣僚は翌十三日に辞任しています。
反ムシャラフ連立政権を組む与党第1党の人民党との間で、話し合いがつかな
かったものです。九日から十一日にかけてロンドンで行なわれた人民党共同総
裁のザルダリ氏とシャリフ氏の話し合いには、米のバウチャー国務次官補も同
席しましたが、両者は最後まで歩み寄りを見せず、協議は決裂しました。
この二月の国政選挙で圧勝した両党が立ち上げた反ムシャラフ連立政権ですが、
発足後四十日で早くもほころびを見せ始めました。
昨年、ムシャラフ大統領の立候補資格を問い直し、同大統領の当選を無効とす
る判決を下した判事がムシャラフ大統領に罷免されました。
このことを非民主的と断じ、この問題を焦点に先の選挙で大勝したのが現在の
連立与党です。国際社会も「パキスタン民主制」の回復を、象徴的に示すもの
として今回の判事復職問題は注目していました。
ここで躓いたことで、連立与党の危機は確実になったといって過言ではないと
思います。
国政レベルでの両党の協力関係は閣外協力に留まる見込みです。
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(投稿日:2008年5月23日 19:13)
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