軍事情報トップ  »  軍事情報記事  »  世界の軍事情報  »  ブッシュ大統領の中東訪問

ブッシュ大統領の中東訪問

メルマガ登録・解除
軍事情報
読者登録規約
>> バックナンバーpowered by まぐまぐ!
 

1.十四日から始まった中東歴訪の最初の訪問国イスラエルで、米のブッシュ
大統領は、ペレス大統領、オルメルト首相と会談しました。イスラエル訪問は
一月につづいて今年二回目です。

「イスラエルと共存できるパレスチナ国家の樹立」を最終目標とするパレスチ
ナ和平交渉は、昨年十一月に約七年ぶりに再開されていますが、その後、イス
ラエルとパレスチナの対立が続いています。

今年一月時点で「年内の和平交渉妥結は可能」としていたブッシュ大統領は
「来年一月の任期終了までに『パレスチナ国家』の定義をすることが目標」と
軌道修正しています。

翌十五日には、建国六十年を迎えたイスラエルの国会で演説しています。
エッセンスは以下のとおりです。

・あらゆる形の反ユダヤ主義を非難する
・イスラエルがテロの脅威に直面したときは米が味方につく
・両国の同盟関係は壊せない
・イランや同国の支援を受けるテロ組織と対抗し、イスラエルと共闘する決意
を表明する
・戦後日本の例に見られるように、将来の中東民主化は可能

演説に先立ってブッシュ大統領は、古代ローマ時代にローマ人との戦いでユ
ダヤ人が玉砕したことで有名な「マサダ要塞」を訪問。米が二度とユダヤ人の
悲劇を繰り返させないとする姿勢をアピールしています。

演説の中では以下が具体的脅威として取り上げられています。
イスラム原理主義組織・ハマス、レバノンのシーア派民兵組織ヒズボラ、イラ
ンのアハマディネジャド大統領

なお、イラン核武装については「次世代への許せない背信」と断言しています。


2.イスラエル訪問後、エジプト訪問前日の十六日には、サウジを訪問してお
り、アブドラ国王と会談しています。両国は今年で外交関係樹立七十五周年を
迎えます。

合意されたのは以下のことです。

1.大量破壊兵器移転を阻止するために米が主導する核拡散防止構想(PSI)、
および核テロ対策強化に向けた国際的な枠組みにサウジが新たに加わる

1.ブッシュ大統領はサウジに対し原油増産の要請を行なった。これに当たっ
て米は、サウジによるエネルギーの安定供給を護るため、基幹石油施設、国境
警備での協力関係を推進する。

また、大統領に同行しているライス国務長官とサウジのサウド外相はサウジの
民生用原発開発を支援する了解覚書に署名しています。

PSIは、イランや北鮮、中共などによる大量破壊兵器移転を念頭に、60カ国
以上が共同で海上阻止訓練などを実施しているもので、ブッシュ政権による対
テロ戦略の柱の一つです。

エジプトは中東の大国で、サウジと並んで無視できない重要な国といえましょう。
特に、パレスチナ問題を考える上で絶対に落としてはならないプレーヤーです。

十七日、中東歴訪中の米ブッシュ大統領がエジプトを訪問し、シャルムエルシ
ャイクでムバラク大統領と会談。パレスチナ和平やレバノン情勢について協議
しています。パレスチナのアッバス議長とも会談しています。

先に訪れたイスラエルでは和平問題に関する言及はほとんど行なわれなかった
そうですが、米国家安全保障会議のジョンドロー報道官は、「アッバス議長と
はより詳細なやりとりが交わされることになろう」と十七日時点で述べています。

⇒クリントン前大統領も、任期の最後に中東和平に取り組み失敗しています。
中東和平は米大統領にとって永遠に解けない知恵の輪なのかもしれません。

ソーシャルブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 この記事をクリップ! この記事をイザ!ブックマークに登録する この記事をFC2ブックマークに登録する この記事をニフティクリップに登録する この記事をGoogle Bookmarksに登録する



(投稿日:2008年5月22日 11:46
ブッシュ大統領の中東訪問の関連記事 楽天市場ランキングで見る

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: ブッシュ大統領の中東訪問

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://okigunnji.com/mt/mt-tb.cgi/597



このページの先頭へ

メールマガジン「軍事情報」

 RSSリーダーで購読する

軍事情報のコンテンツ

 RSSリーダーで購読する