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ブースト段階のBMD兵器システム

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米国防総省は二十一日、メリーランド州アンドリュース空軍基地で、「レーザ
ー搭載航空機」に関する記者会見を行いました。

それによれば、二十日、レーザー搭載航空機がはじめて無着陸で米国内を横断
したんだそうです。

BMDのブースト段階(*)を担当する兵器として開発が進められてきたレー
ザー搭載航空機は、米とその同盟国、海外で展開する米軍に対する弾道ミサイ
ル攻撃に対処するものです。光速(秒速十八万マイル:一マイルは約一六〇〇
メートル)の敵標的と戦えるとされています。

(*)弾道ミサイル発射後又は宇宙船打上げ後のブースタ推薬燃焼・加速上昇段
階で、最後にブースタがサステナ・エンジンと切り離される。ブースト段階は
熱放射大で赤外線(IR)センサによる探知・追尾が容易
【出典:コモ辞書


発射用銃座はボーイング747の最前部にあり、口径は世界最大とされます。
技術的に言いますと、発射されるのは「メガワット級の酸素・沃素化学レーザ」
で、これで弾道ミサイルを破壊するそうです。

この奇想天外ともいえるレーザー搭載航空機計画は、これからも進められます。
この夏にはエドワード空軍基地で試験が行なわれる予定です。

過去三年でレーザー発射試験は七十回以上成功しており、今年後半からは航空
機に搭載され、二〇〇九年半ばに予定されている最初の弾道ミサイル撃墜実験
に臨みます。

記者会見したダニエルズ空軍大佐は

「本計画のなかでいうと、今の段階がいちばんエキサイティングです。
われわれが今取り組んでいる最大の課題は、「統合」にあります。
照準システムは機能しています。戦闘管理システムも機能しています。航空機
搭載のセンサーによる弾道ミサイル追尾も可能です。レーザーは地上でうまく
働いています。
これらすべてを並行して機能させ、効果的に作戦に活かせるようにすること。
なによりそれが重要な段階といえます」

「これらの巨大なツールをひとまとめにして、それらお互いの間、システムと
の間でコミュニケーションが取れるソフトを機能させることは、些細な課題で
はありません。ほんとうに大きなチャレンジです。
奇跡は必要ありませんが、道のりは険しいものになるでしょう」

と述べています。

最終的に空軍は、七機のレーザー搭載航空機保有を目指しています。
それには、長い滑走路と巨大航空機の整備ができる設備を持つ基地が米国内に
ひとつ必要だといわれてますが、「将来の国際情勢の変化によっては、司令官
が数機を分散配備するかもしれないね」とダニエルズ大佐は言っています。

この種の作戦ではいかに迅速に給油を行い、作戦可能時間を延ばせるかも重要
です。空中給油機が不可欠となります。

⇒ちなみに、米ミサイル防衛庁のレーザー搭載航空機計画は、ニューメキシコ
州のカートランド空軍基地に拠点が置かれています。

まあ、面白い話ではあります。

【参考】"Future Weapons Airborne Laser"(Youtube

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(投稿日:2007年6月26日 19:55
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