米、イラク撤収への動きか
十日、米のブッシュ大統領はイラク・アフガンで展開する部隊の展開期間をそ
れまでの十五ヶ月から十二ヶ月に短縮すると発表しました。
これについて統合参謀本部議長のムレン海軍大将は十一日のCNNとのインタ
ビューで
「われわれに求められている任務は三つあるが、そのバランスは非常に微妙な
均衡下にある。現在の最優先任務はイラクでの展開を通じ同国の治安を改善す
ることだ。アフガンへの展開と可能行動に集中するのはそのあとだ。
あわせて健康な軍を維持する必要もある。
大統領の展開期間短縮決定は、軍の健康を維持するための重要な前進だ。
わが軍(特に地上部隊)は現在相当な圧力とストレス下にある。そんななかで
彼らは任務を果たすことに喜びを見出しており精強だ。ただ、展開場所による
差異が見受けられている」
大将は、「すべての指揮官は部隊にかかるストレス、特にPTSDの影響を懸
念している。陸軍部隊の約一〇~一五%は三~四地域に展開してきたが、指揮
官はPTSD・その他の病気の発見と治療に力を注いでいる」と述べてます。
⇒ムレン大将は、以下のようなことも述べています。
・治安維持作戦でわが軍はイラクで相当な成功を収めた。
・イラクの治安は劇的に改善している。それは、この七月に治安旅団がイラク
を出るにあたって、米政府が将来の兵力撤収にむけた検討をはじめる状況をも
たらした。
・イラクの治安維持はイラク政府が自らの手で行なうものだ。イラクの現状は
まだ脆くいつどうなるかわからない。われわれはイラク政府が自らの手で
それが達成できるよう努めてゆく
部隊の撤収については十日にゲーツ国防長官が上院軍事委員会で「イラクの治
安は劇的に改善しており、七月終わりに治安旅団の撤収を行なう」と述べてい
ます。
ブッシュ大統領は十日、七月に最後の治安旅団が撤収したあと四十五日間にわ
たって将来の展開兵力評価を行なう担当者として、イラク多国籍軍司令官の
ペトラウス陸軍大将を推薦支持しています。
ちなみに十一日、昨年二月からイラクで展開していた治安旅団で一師団隷下の
四旅団戦闘チーム(指揮官 ギブス大佐)が帰国しています。
参考
中村好寿の軍事戦略メモ
http://blog.livedoor.jp/s200701/archives/cat_50224011.html
(投稿日:2008年4月18日 17:26)
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