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統合参謀本部副議長、「新時代に対応できる戦略を」

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米統合参謀本部副議長のカートライト海兵隊大将は三月三十一日、
「冷戦時代の戦略を捨て、新時代に対応できる戦略が必要」
と以下のようなことを述べています。

1.冷戦時代の敵は幸いにもひとつだけだったが、現在の敵は多様化し、世界
各地に拡散している。攻撃のみで構成されている戦略は見直す必要がある

1.現実の複雑な脅威に対処するためわが国は、攻撃能力と防御能力を加味し
た態勢を統一戦略に落とし込み、進化させる必要がある。

1.攻撃と防御を統合し、それらを同時に引き出す能力を、国情に応じた形で
敵性勢力と対峙する世界各国に提供するというのもひとつの有力なアイデアだ

1.戦略の防御面の代表格は、地上・海上・宇宙空間から構成されるミサイル
要撃システムである

1.ミサイル要撃システムの信頼性は、わが国の同盟国がこれを採用している
ことからも明らか。日本は昨年十二月、米国製のミサイルで弾道ミサイル要撃
実験に成功した。欧州でもチェコやポーランドとわが国はミサイル要撃システ
ムの構成単位を構築するため交渉中だ。

1.ミサイル要撃システムは、祖国、海外で展開する部隊、同盟国、有志連合
諸国を護るための最優先事項である。BMDプロジェクトは真の意味でいま動き
始めた。

1.BMDに何ができるかということでなく、BMDがあれば、我々が現在直面する
脅威と敵性勢力の多様性に対処できるということだ。完璧なものなどこの世に
存在しない。将来も驚かされる事態に出会うだろうが、われわれはそれに対処
できるのだ。

⇒精鋭とされる八十二空挺師団は、現在アフガンで土をこねつつ学校を作って
います。このように、軍が果たす役割は、いまや「敵殲滅のみ」から明らかに
変わっているようです。

そういう時代に軍はいかに対処すべきか?
大将の問いは大きく深いですね。あわせて、BMDセールスマンとしてもとても優
秀です。笑

これを見る限り、米にとってのBMDは同盟諸国を護る姿勢を高らかに示すという
「錦の御旗」の意味合いしかないようですね。配備した国の非常事態に自軍部
隊は派遣しない(しても最低限)方向へと米が向かっているのではないか?
と感じます。

いつも申し上げてますが、わが国自立は緊要の課題ではないでしょうか?

ちなみにカートライト大将は、戦略コマンド前司令官です。
戦略コマンドは、米の核兵器を管轄する部隊です。

参考
Biographies:
Gen. James E. Cartwright, USMC
http://www.defenselink.mil/bios/biographydetail.aspx?biographyid=138

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(投稿日:2008年3月31日 20:32
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