イスラエル、新型画像偵察衛星を打ち上げ
イスラエル国防省は十一日、新型画像偵察衛星の打ち上げに成功した。と発表
しました。会見した国防相は「国防能力を飛躍的に高めるもので、イスラエル
の科学技術水準の高さが証明された」と述べています。
「オフェク7」(水平線の意)と名付けられたこの衛星は、重量三百キログラ
ムでテルアビブ南方のパルマヒム基地からシャビットロケットで打ち上げられ
ました。
おき軍事筋の話では、この衛星の役割は二〇〇二年に打ち上げられた偵察衛星
「オフェク5」(*1)の代替にあるようです。
これまでより幅広い範囲の画像偵察を行えるそうで、ぶっちゃけて言えばイラ
ンの画像偵察が主目的であろう。とのことです。
90分おきに、イラン・イラク・シリアを監視撮影できるようです。
衛星から送られる写真の精度については、現在審査が行なわれているようです。
ちなみにイスラエルは、イランの核開発には核兵器が含まれていると見ており、
それに備えた手を着々と打っています。
昨年二〇〇六年には、Eros B1(*2)が打ち上げられており、この衛星はイラ
ンの核関連施設に関する情報の収集報告能力があると見られています。
⇒ちなみにイスラエルでは、衛星打ち上げは国防省の年次計画の一部になって
います。衛星打ち上げは作戦上不可欠ということで、軍は一九八〇年代から二
年半おきに新型衛星を打ち上げています。
イスラエルの情報関係者は、「オフェク7は、これまでで最も優れた性能を持
つ画像衛星だ。70センチ四方で写真情報を入手できるEros B1よりすぐれてい
る」といっています。
国防省で宇宙研究開発計画の責任者をしているエシュド准将は
「イスラエルはこの打ち上げ成功により、作戦の可能性を大幅に増やすことに
成功した」と述べています。
(*1)オフェク 5; イスラエル、画像偵察衛星、'02/05/28打上げ、
シリア・イラン・イラクのミサイル基地監視に有効、重量660-lbs、軌道高度
370×600km、軌道傾度143度、機体寸法8×4-ft、バタフライ形太陽電池
全長75-ft、センサ分解能0.5m
【出典:コモ辞書】
(*2)Earth Remote Observation System B1 地球遠隔観測システムB1衛星;
イスラエル・ISI社運用、'06/04/25・SS-25(改)ブースタで打上げ、
軌道高度=508Km、地表分解能70cm(パンクロマチックカメラ)/3.5m(マルチ
スペクトラルカメラ)、耐用命数=8~10年
【出典:コモ辞書】
■参考1 「オフェク7発射の模様」【Youtube】
■参考2 「アルアラービヤ(UAE)のニュース」【Youtube】
■参考3 「オフェク5」【Youtube】
(投稿日:2007年6月18日 19:40)
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