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ミャンマーで政変

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ミャンマーで政変が発生しました。

【バンコク19日時事】タイ首相府報道官は19日、同国の駐ミャンマー大使
からの報告として、「(ミャンマーの)キン・ニュン首相は汚職容疑で解任さ
れ、自宅軟禁に置かれていると承知している」と述べた。
(時事通信 http://www.jiji.com/

【バンコク19日時事】ミャンマー当局は19日、同国のキン・ニュン首相を
拘束したと発表した。同首相は軍政内の序列3位で、穏健派とされていた。
(時事通信 http://www.jiji.com/

国営タイ通信は本日、タクシン首相が「クーデターが発生しても、両国間に影
響は出ないであろう」と表明したことを伝えています。

インドのPTI通信は15日、米・マレーシア・タイ・豪州・韓国・スウェーデン
デンマーク・カナダ・スリランカ・バングラデシュが参加し、ニューデリーで
はじまった「ミャンマー民政復帰のための会合」の開会式で、フェルナンデス
前国防相が、「すべてのミャンマー近隣諸国は地域平和のため、ミャンマー軍
事評議会に対し、軟禁中のアウンサンスーチー女史をはじめとする全政治犯釈
放を求める必要があると呼びかけた」とのニュースを流していました。

特に、同国を戦略的に重要と見ている中国の動向が気になります。
現時点で中国はこの件を伝えていません。

穏健派として知られる首相の解任は、インドではじまった会合と関係があるの
は間違いなく、アウンサンスーチーさん解放をめぐり、政権内部で深刻な対立
が発生しているようですね。

参考までに、これまで配信してきたミャンマーがらみの記事を抜粋して以下に
添付します。ご参考になさってください。

【040906「軍事情報172号」】
●ミャンマーの参加を巡ってEUとASEAN・日中韓が対立し、10月にハノ
イで予定されている首脳会議開催が危ぶまれていたASEM(アジア欧州会議)
ですが、EUは3日、「ミャンマーをオブザーバーとして参加させる」との方
針を決め、アジア側もこれを受け容れる方向となりました。

→軟禁中のアウンサンスーチーさん解放をEUは主張していました。

【040816「軍事情報169号」】
●ミャンマーのキンニュン首相は9日、ベトナムを訪問し、カイ首相と会談し
ました。

→10月にハノイで開催が予定されている「アジア欧州会議(ASEM)」が
ミャンマー問題をめぐってアジアと欧州間で対立していることについて、意見
交換した模様です。

【040809「軍事情報168号」】
●ミャンマー政府が北京・インドとの関係を深めています。
先日来お届けしているASEM(アジア欧州会議)へのミャンマー参加をめぐ
って欧州とASEANが対立する中、双方から「厄介者」視されている同国が
国際的な孤立を避けるため、隣国の両大国と「良好な関係」を保とうとしてい
ます。
先月の11~18日にかけてミャンマーのキンニュン首相は北京を訪問し、胡
主席らと会談、ミャンマーの資源開発に北京が投資する協定が調印されていま
す。
先月24日にはウィンアウン外相がインドを訪問し、貿易額を06年までに1
0億ドル規模にするとの合意をしています。

→北京は、「インド洋への進出にあたって戦略的に重要な国」とミャンマーを
位置付けており、経済制裁を受けている同国にこれまで経済・技術・軍事・イ
ンフラ等の各種援助を活発に続けています。
これを受け、これまでミャンマーに批判的であったインドも急速に接近してい
ます。

【040719「軍事情報165号」】
●ASEM(アジア欧州会議)にミャンマーが加盟すべきではないとEU側が
主張し、アジア側10カ国と対立している問題で、EUは12日、ブロック特
使(元オランダ外相)をアジアの関係各国に派遣することを決めました。

→アウンサンスーチーさんの解放、アウンサンスーチーさんが率いる野党・国
民民主連盟を新憲法起草の国民会議に参加させること、をミャンマーのASE
M加盟要件としてきたEUです。一方アジア側はEUの新規加盟10カ国と共
にミャンマーも加盟させるべきとしています。
この対立で、7、9月に欧州で開催予定だったASEM財務相会議などが中止
され、10月開催予定のハノイ会議の開催も危ぶまれており、混乱打開のため
にEUが動きました。

【040719「軍事情報165号」】
●12日のインドネシア・ジャカルタポスト(オンライン版)によりますと、
ミャンマーのヤンゴンにあるインドネシア大使館の電話が何者かにより盗聴さ
れていた模様です。6月に行われた大使館のセキュリティチェックで盗聴器が
発見されました。(☆きたで)

→ASEANでは現在、お荷物視されているといわれるミャンマーです。
これは、ミャンマー民主化に関してASEANが発したメッセージである可能
性が高いと思われます。(おき軍事情報部)

【040628「軍事情報162号」】
●アジア太平洋地域唯一の政府間で安保を語れる機関・「東南アジア諸国連合
地域フォーラム(ARF・加盟24ヶ国)」は7月2日にジャカルタで開催さ
れますが、その際発表される議長声明案が明らかになりました。
骨子は以下のとおりです。
1.第3回6カ国協議を歓迎し、賞賛する
1.イラクについては、民主的政府樹立、国連の中心的役割を強調する
1.あらゆる種類のテロとその兆候を強く非難する
1.ミャンマー民主化は、ロードマップ進展に留意し、関係するすべての当事
者参加が確保されることを期待する

【040524「軍事情報158号」】
●17日、ミャンマーで新憲法起草のための国民会議がはじまりました。
ミャンマー政権は、以下のプロセスで民主化を図りたいと03年8月に発表し
ていますが、その第一段階がスタートしました。
1.国民会議召集
2.民主国家確立に向けた段階的方策の実施
3.国民会議の指針にのっとった憲法草案の策定
4.新憲法制定のための国民投票実施
5.新憲法下での公平公正な総選挙の実施
6.新憲法で選ばれた代表による議会の召集
7.議会による国家指導者選出と新政府樹立

→最大野党NLD(代表・アウンサンスーチーさん)が不参加ということで、
会議自体の正当性に疑問が投げかけられています。

【040426「軍事情報154号」】
●国連人権委員会は21日、自宅軟禁中のミャンマーの指導者・アウンサンス
ーチーさんら国民民主連盟(NLD)メンバーの即時・無条件釈放を同国政府
に要求する決議を、全会一致で採択しました。

→5月に開催予定の「新憲法制定のための国民会議」の運営方法を巡って、政
府とNLDの対立がまたもや表面化し、同会議開催までに行われると見られて
いたアウンサンスーチーさんの自宅軟禁解除は難しくなっています。

【040412「軍事情報152号」】
●クアラルンプールにあるミャンマー大使館に7日、火炎瓶が投げ込まれ一部
が全焼しました。シンガポール当局は3名の身柄を拘束していますが、3名と
も「迫害により国外に追われた」イスラム教徒のロヒンギャ難民とのことです。

●ミャンマーのアウン外相は3日、自宅軟禁中のアウンサンスーチーさんにつ
いて、新憲法制定のための国民会議召集が行われる5月17日までに軟禁は解
かれると語りました。

→国民会議には彼女が率いる野党「国民民主連盟」(NLD)も招待されるそ
うです。
スーチーさんは昨年5月30日、地方訪問中に発生した支持者と政府支持者の
衝突で、NLD幹部と共に身柄を拘束されていました。

【030901「軍事情報121号」】
●ミャンマー政権当局筋によりますと、同国の最高意思決定機関・国家平和発展
協議会(SPDC)の最高実力者タンシュエ議長(上級大将)は、序列3位のキ
ンニュン首相(大将)を25日付けでSPDCの第2副議長に指名したというこ
とです。

→これに伴い、序列2位のマウンエイ副議長(上級大将補)は第1副議長になり
ました。
ちなみに、25日に第1書記に就任したソーウィン中将は序列第5位です。

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(投稿日:2004年10月19日 19:00
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