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小野寺信陸軍少将

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スウェーデンといえば思い起こすのが、

大東亜戦争時の駐在武官・小野寺信 陸軍少将です。
情報将校といってよい方で、以下の履歴を見てもそれがよくわかります。

シナ駐在時代は、蒋介石政権に対する直接和平工作を通じてシナとの戦争を回
避しようとされました。しかし汪兆銘擁立を図る影佐機関(シナ通とされた
影佐禎昭陸軍中将の特務機関)に潰され、無念のうちに左遷されています。
(ちなみに影佐さんは、自民党の谷垣禎一代議士の母方のおじいさんです)

スウェーデン駐在中も貴重な情報を数々本国に打電されてます。
どうも、王室ルートもお持ちだったようです。
三国同盟、大東亜戦争の開戦には反対の立場をとっておられました。

なかでも昭和二十年二月の「ヤルタ会談」情報の迅速な通報は極めて重要でし
たね。ただ、氏が打電する暗号電報が中央で省みられることはほとんどなかっ
たそうです。

終戦間際にはスウェーデン国王を通じた和平工作を試みましたが、
こちらも本国で握りつぶされたみたいです。

帰朝後は夫人[日露戦争で有名な一戸兵衛陸軍大将の孫]とともに、わが国と
スウェーデンの懸け橋たらんとスウェーデン社会研究所の設立に尽力されました。
スウェーデン書籍の翻訳など、スウェーデン理解のための啓蒙活動に残りの生涯
を捧げ、昭和62年に他界されています。

よく知られている「ムーミン」はスウェーデンの作家ヤンソンの作品ですが、
小野寺さんご夫妻がいなければ、知る機会がなかったかもしれませんね。
(ちなみに私はスナフキンのファンでした)

わが自衛官の語学研修でもこの研究所は活用されたようです。
今でもそうなんですかね?


(エンリケ航海王子)


■小野寺少将の履歴

大正8年5月28日 陸軍士官学校卒業
大正8年12月25日 陸軍少尉
大正14年12月26日 陸軍大学校入校
昭和3年12月12日 陸軍大学校卒業
昭和10年12月2日 ラトビア公使館附武官
昭和12年4月 兼エストニア・リトアニア公使館附武官
昭和12年11月 陸軍歩兵中佐
昭和13年3月1日 免
昭和13年6月 参謀本部部員
昭和13年10月 中支那派遣軍司令部附(上海 小野寺機関長)
昭和14年6月23日 陸軍大学校教官
昭和14年8月1日 陸軍歩兵大佐
昭和15年11月9日 スウェーデン公使館附武官に発令
昭和16年1月 着任
昭和18年8月2日 陸軍少将
昭和21年3月 復員
昭和62年8月17日 歿

【参考】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%B1%E4%BD%90%E7%A6%8E%E6%98%AD
http://touarenmeilv.ld.infoseek.co.jp/onodera.htm
http://www.swedenabroad.com/Page____4608.aspx
http://home.att.ne.jp/apple/jiss/jiss.htm
「バルト海のほとりにて~武官の妻の大東亜戦争~」小野寺百合子
「私の明治・大正・昭和」小野寺百合子

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(投稿日:2008年3月25日 17:55
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