NATO拡大
四月二日に行なわれたNATO首脳会議で、クロアチアとアルバニアのバルカン二
国のNATO新規加盟が承認されました。両国の加盟は二〇〇九年に実現し、NATOは
これで二十八ヶ国体制になります。
ギリシャとの国名係争があるため再討議が行われたマケドニアについては、
ギリシャとの対立が解消次第、早急に承認することとなりました。
最大の懸案だった旧ソ連のグルジアとウクライナについては、加盟候補国入りの
認定について結果は出ず、今年十二月に行なわれるNATO外相理事会で
再討議されることとなっています。
なお、二日、米のブッシュ大統領は以下のような趣旨の発言をしています。
1.NATOはいまや自由と平和のため世界中に兵力を送る遠征任務の同盟となった
1.NATO加盟諸国はテロとの戦いに一層関与する必要がある。テロと戦う能力
が不足しているアフガンに対し、欧州諸国は兵力を増派すべきだ
1.BMD計画は重要だ。東欧での弾道ミサイル要撃システム(BMD)配備と、
対短・中距離弾道ミサイル要撃システムをNATOとして構築して欲しい
⇒グルジアとウクライナの加盟を強く主張する米に対しドイツとフランスは、
グルジアもウクライナも政治的安定度が不十分であり、ロシアを刺激すること
にもつながるとしてこれに反対しています。
アフガン増派といえば、フランスは一〇〇〇人規模の部隊をアフガンに増派し
ます。現在現地で展開する国際治安支援部隊(ISAF)に一四〇〇名規模の部隊
を派遣しているフランスは、NATO軍事機構への四十二年ぶりの完全復帰を表明
しています。それと引き換えなのでしょう。
ISAFは現在四万七千名規模です。現地部隊は増派規模として七五〇〇名規模を
要求しています。フランスの増派のみではとてもおっつかないようです。
加盟諸国が少しづつ拠出するようですね。
(投稿日:2008年4月 2日 20:34)
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