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年頭にあたって

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21世紀最初の年たる2001年は、0911米国テロ事件とそれに伴う米英
軍のアフガン攻撃、自衛隊部隊の戦後初の海外戦地派遣など、軍事的に見て極
めて重大な転機を迎えた一年でした。

一言でいえば、軍の役割が「国防」の枠から大きく飛躍しようとしていること
です。
国民の生命財産を守るのは当然のことでありますが、それ以外に守る必要のあ
るものが出てきた時代に入ったのです。

軍はいったい何を守るべきなのか?
冷静に見極めることが大切です。

「自由」でしょうか?
「平等」でしょうか?
「文化」でしょうか?
「宗教」でしょうか?

特に日本は、世界で例を見ない文化体系を持つ国家ですので、国際社会との調
和を考える上で、国軍たる自衛隊の果たすべき役割を明確に認識する必要があ
ると思います。

正直申し上げて、国民の生命財産を守る権限を事実上与えられていない現在の
自衛隊が、一足飛びに「国防」の枠を飛び越えることに対し、私は懸念を持っ
ています。

国防とは軍の問題ではなく、国民の意識の問題です。
残念ながら現在の日本国民の大多数は冷静な国防意識をもっていないようです。
国防の主役たる自衛隊の位置付けは法的にではなく、国民精神の上で明確かつ
冷静にされているでしょうか?

私はされていないと感じます。

いまだに「自衛隊は人殺しを教える場所」「戦争は人を殺すから悪」といった
言葉が教育の世界で大手を振って歩いているのですからね。

そのような現状にある国民の意識で、「軍は国防のみならず普遍的価値を守る
ためにも使用する」という方向に移りつつある国際的潮流に乗ってしまえば、
どんなことになってしまうのか・・・。

とにかく、軍事常識をもっともっと普遍的常識として世に広める必要があるよ
うです。
そして、まずは国防に対し冷静な話ができる国民性を培う必要があるでしょう。

また、日本が誇る「武士の精神性」について真剣に語るべき時代が来たように
も思っています。

国防を語り、実践できるのは実は武士だけなのです。
命をかけて自分や家族以外の何かを守ることは武士にしかできないです。
ちなみに、昔の武士は男性だけでしたが、今の時代には十分その資格がある
女性はいることでしょう。

古の武士達が、どのようにして過酷なジレンマを克服してきたのか、今生きる
われわれがその精神を復活させる必要があると感じます。

ある読者の方が「漢文教養の復活」を提案しておられますが、大賛成です。
日本的な武士の精神的背骨を培い、風格を与えるのはどうも漢文教養のようで
すからね。

いずれにせよ、祖国・日本の正念場がいよいよ近づいてきた感を受けている
今日この頃です。
私どもも、各種活動を実践してゆく所存です。


(エンリケ航海王子)

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(投稿日:2002年1月 1日 19:26
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