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エンリケ航海王子様

いつも愛読させていただいてます。たろおじさんと申します。
以下は、引用というより自分の感想です。

最近、ウォルフレンさんの「日本/権力構造の謎」を読んでいます。

その中で、戦争責任の部分では日本人一般が感じていた疑問である、
だれが戦争始めたの?に対して、大変クリアな解があるように感じます。
日本は、責任ある国家指導部がない国家である。役人・官僚群・政治家・
財界・マスコミなどがそれぞれ利害主張し、押し合いへし合いしながら、
流れていく国家で、統括する責任主体がないのが一番の問題だ!

このような国家の形は、卑弥呼の頃からすでにそうだった。平安時代も
鎌倉時代も徳川時代もその継承の明治政府も、戦後政府までもが!!!。

卑弥呼の名を借りて弟が、天皇の名を借りて藤原氏が、将軍の名を借りて
北条氏が、徳川将軍の名を借りて老中が、お殿様の名を借りて家老が・・・

民主主義の選挙の議会と首相の名を借りて、各省の官僚が、議員が政党が
派閥が、マスコミが、裁判所官僚が、財界が、相互にけん制し主張し、行政し、
どこが責任もって決定するの?が全く不明なのが今の日本。

明治になって、維新の元老が作った国家は、天皇を形式上の元首として、
実態は官僚が統治する形で、官僚(内務省、大蔵省、軍など)がそれぞれ
国家内国家としてお互い譲らずの、国家としての責任ある形がない国家。

軍と警察の衝突では有名なのが、大阪の事件だそうで、
交通信号?か交通管制の警察を無視した兵隊と警察の下っ端同士の喧嘩
のいざこざが、中央まですぐに波及し、にっちもさっちもいかなくなって、
しょうことなしにあいまいに妥協することになった。

官僚たちが満州にグリーンフィールド的な理想国家(役人としてのですよ
間違えないように)を建設する目標の元で、関東軍などが協力し、勝手に
進めた戦争に、国家全体が迷惑にもずるずると引きずりこまれたのが実態で、
国民感情は被害意識が先に立ち、責任意識は他人事になっているのが、
日本人としての実感に近い。そのようなことになってしまっているのが、

日本権力構造だ!

というわけです。1990年以前に書かれた本ですが、あまりの現代性に
日本って変わらないのであると。外国人が描く日本が、一番客観的。
鏡に映した自分の姿はどうだった?。ところで、
自分は鏡になりえない。外人に鏡になってもらうしかない。


首相の権限って、実際はなんにもない。それなのにマスコミは首相をたたく。
議会の解散権だけだって。そんなの意味無いじゃん!

小泉の時に議会が作った法律が実施されたら、議会でもなく、小泉でもなく
福田がたたかれる。これってなんか変でないかい。おかしい国、日本。

元首の権限も実際はなんにもない。

明治の時代に、
天皇陛下って、自分の着る服も選ぶ自由が無かったらしい。自分の意思で
挨拶すらさせてもらえない。言う言葉もタイミングも前もって決まっている。

初めて自由を知ったのは英国訪問で、英国王室の人と一緒になって、英国
の王室がパジャマで部屋に入ってきて気軽に挨拶されたのにびっくり仰天
したことだったって。それで英国が陛下には特別な感慨の国になった。

役人が事前に決めたことを間違いなく承認し宣言するだけの存在。
そういう人が戦争責任者だって?
舞台なら俳優じゃないか?(失礼といわれるかもしれないけど概念としてはそう)

マッカーサーは、本人に会って話を交わしてすぐにそのことを悟ったんだろう。
こりゃ間違いだった。天皇はヒットラー(のような決定する権力者)じゃない。

政治家じゃない!なにかぜんぜん別世界の人だ。

(たろおじさん)

『日本/権力構造の謎』(上) カルフ・V・ウォルフレン
『日本/権力構造の謎』(下) カルフ・V・ウォルフレン

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(投稿日:2008年5月 7日 07:41
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