オーストラリアの仮想敵国

オーストラリアは伝統的に仮想敵を「北から来る」としています。これは公式の言い方で、本音はインドネシアを制する者が潜在的脅威になるということでしょう。
東チモールの独立にもオーストラリアは積極的に関わったように、インドネシアが不安定であったり、友好的でなくなったりすることは最大の脅威なわけです。
オーストラリアはイギリスと共に対イラク戦に積極的な国の一つですが、その心はインドネシアのイスラム化を防ぐための初期消火の意味が大きいように思います。
イラク戦参戦の大義名分はテロ防止でも、その心がイスラム化の予防となると、モスレムの人達には以心伝心で「十字軍」と映るでしょうね。
私個人としては、英米豪とも実際に本音の部分で「十字軍気分」なのではなかろうか、と感じています。