徴兵制度の話ですが・・・

2019年2月6日

観閲式での行進 国家はお尻に火が点けば必ず国民に動員を掛けます。話が逸れるようですが、今度の「メタボ検診」などはその典型です。保険料の大赤字解消のために、なりふり構わぬ暴走ですよね。
 かつての学徒動員もそうでした。我が国は昔から基本的に子供や学生には大甘の国柄で、切羽詰まるまで学生を動員するなどは全く考慮の外でした。あまり知られていませんが、WW2当時に学生を徴兵の対象にしたのは米国の方が我が国より一年以上早かった筈です。(現在資料が手元にありませんが、そのように記憶しています)NHK衛星テレビで来週放送される予定の映画「メンフィス・ビル」もそのような元学生の飛行機乗り達の話でしたね。良い映画でした。
 我が国の青年の人口は減少の一途ですが、その一方で我が国を取り巻く安保情勢は厳しさを増すばかりです。(先日も防衛政策局長がポロリと本音を漏らして、野党が噛み付くいつもの典型的パターンがありましたが、政治家もマスコミもいよいよ土壇場になるまで現実を見ようとしない「脳内お花畑」の多いことですね)
 もし今後、軍事的な脅威が顕在化すれば「憲法なんかくそくらえ」で実質的な徴兵が行われる可能性は大いにあると考えています。前提になるのは国民世論ですが、これとて裁判員制度と同じように「あれ?何時の間に決まったの?」になるかも知れません。
 繰り返しますが、政府は『お尻に火が点けばなりふり構わず』その場しのぎの政策を強引に実施します。それまでの主義主張や大義名分は簡単に吹っ飛びます。そのときには、徴兵制も、外人部隊創設も、きっとやるでしょうね。
以上、ヨーソロの管見でした。
(ヨーソロ)