猛禽類や猛獣のエサになる動物は何故そうなるのか?

2019年2月6日

Buenos dias. 米田です!
 先ず・・・著者は、既に3年前に退会しているのですが・・・先日、手元にまたまた
「日本イスパニヤ学会」( http://wwwsoc.nii.ac.jp/ajh/ )の”理事・編集委員
有志一同”の先生より、来る10月30日(土)と翌31日(日)に大阪・千里の関西大学
で開催される年次大会への出席を要請する”お手紙”を頂戴いたしました。

 日本イスパニヤ学会と言えば・・・、日本では、唯一、”スペイン”に関する言語、
文学、文化、語学教育を専門に研究している学術団体であり、スペイン語学科とか
第二外国語のスペイン語科目を教える先生方が加入している団体です。
 また、日本イスパニヤ学会は、同じスペイン語圏ということで、ラテンアメリカの
テーマも扱っており・・・ざっくばらんな表現で言えば、ラテン系のテーマ・パーク的
な何でもありの楽しい学会・・・になっています。
 差出人の理事・編集委員有志一同の先生方が言うには、この日本イスパニヤ学会の
文学セクションは、日本では最高レベルだ・・・と断言されており、外国文学研究の
オーソリティーを日本で確立しているのだということです。
 一般の来場者も参加することを歓迎しますよ・・・とのことなので・・・文学も
地域研究の一つであり、当該社会における思考習慣や文化の分析、または比較民族学
などの観点からは貴重な分野であることを鑑み・・・ここであなたに案内させていた
だきます。
 では・・・あなたに一度、ゆっくりとバードウオッチングなどしていただくと面白い
のですが・・・
 あなたは、カナリア、ジュウシマツ、セキセイインコ、あるいは雀などの小鳥が
お好きでしょうか?
 小鳥は、そもそも自らの「かわいさ」が”売り”となっている・・・即ち、人が
そう評価する結果、そうなっているところであって、もし、そうでなければ・・・ペッ
トとして飼ってみたくはならないものです。
 ちなみに、カブトムシとかクワガタとかにしてもその「人の評価」、即ち、ある
一定の集団の中での価値観が同じである・・・ということがなければ、カブトムシに
せよクワガタにせよタダのコガネムシの親戚みたいなもの・・・といった感じに過ぎな
いものでありましょう。
 これと比較すると興味深いものには、かのゴキブリがいます。
 ゴキブリは、形が”玉虫”に似ているのに・・・その色彩から「べっ甲虫」とか
「琥珀虫」とか「ウィスキー虫」とか「ブランデー虫」とかいうような愛着のある
かわいい感覚では呼びもしません。見つけるなり殺虫剤をふりかけてみるとか、新聞紙
を丸めて叩き潰すことを条件反射的にしています。それは、かわいさよりも汚さを
イメージするからです。
 では、小鳥にテーマを戻して・・・
 これらのかわいさが売りの小鳥ですが・・・一旦、カゴから放して人の手を離れ、
野に放たれるとどうなるのでしょうか?それは・・・自由に羽ばたく、まさに
“飛翔!”とか考えてしまいますね。そして、みんなたくましく野生に戻って生き生き
と人生(?)を生きて、繁殖して行くだろう・・・まさに生の享受だ!とかポワーッと
考えてしまいます。
 しかし、それは、人の考え・・・というより感性の問題です。
 そもそも、かわいい小鳥さんというようなイメージが根底にあるから「プラスの方
向」で結果を決めてしまいがちです。
 そう思う、その時の脳内の洗浄・・・そして行動に移そう・・・これが大切です。
 しかし、小鳥さんは、本当は・・・自由と同時にカゴから出ているということは、
人の庇護の下にはないのですから・・・より大きな肉食系の動物のエサになってしま
う・・・これが偽りなき自然の法則でありましょう。小鳥さんがエサになってしまって
かわいそうとか思うのは人間だけです。
 ところで、小鳥さんは、何故、鷹や隼、鷲や梟といった猛禽類のエサになってしまう
のでしょうか?
 あなたはどうお考えですか?
 それは・・・小鳥さんがうまそうだから、猛禽類の本能だから、力が弱いから、
猛禽類には逆らえないから、身体がちいさいから、小鳥さんの筋力が脆弱だから・・・
とかいった物質的(三次元的)な相対性を中心に「無意識に判断してしまいがち」です
ね。
 しかし・・・本当は、小鳥が猛禽類のエサになってしまうのは・・・目前の自分の
エサに集中して、食べることに意識が向いていて、周りが見えていないから、襲われて
しまうという”虚”を自らが作り出していることに他なりません。これは、かのマキア
ヴェッリも人の行動について喩えて言っている有名な事象です。
 ということは、何も猛禽類側に責任があるのではなく・・・小鳥側にこそ責任がある
のです。
 また、特にエサになる小鳥とか動物に見られる興味深い点は、まわりで自分の仲間が
襲われたり、意外とストレスを受けるようなことがあっても、目の前に来る自分のエサ
だけはスグにガツガツ喰うところでありましょう。人なら目前で処刑されたりしている
際、目の前にカツ丼とか置いてくれても食べられないと思います。
 では・・・人も目の前のエサを如何に多次元的多面的な思考と行動で応じたらよいの
か?
“虚”とは外部条件に非ず!それは、先ずは己の内に生じ形づくるものなり!です。
 如何に”虚”の元凶を解明するか・・・即ち、己の脳内を点検すること、そして個人
的能力として如何に”システム”(多次元的多面的な思考と行動)を”より大きくして
行くか”・・・それが小鳥にならない条件です。
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