メールマガジン「軍事情報」のホームページ

創刊2000年10月のメールマガジン「軍事情報」です。

Buenos dias. 米田です!
 兵法とは、やればやるほど・・・自分がどこまで心的な次元を高めて行くか?という
ことになって来ます。これは、戦略にせよ情報にせよ、その主体は、自分にある訳なの
で、自ずと自分自身の心の操作(常なる思考の成立条件)が問題になって来ます。


 要するに「人を致して人に致されない」という『孫子』の文言にもある通り、仕掛け
済み・・・あるいは仕掛けられてくるトラップやアンブッシュに引っかからない・・・
将に来たらんとする不安や緊張も逆に作用させる・・・絶望の中にも希望を見出し、
死中において活を求めるのも・・・心が問題なのです。
 兵法、戦略、情報・・・となると書籍を読んで知識に止まり、講演会を聞きに行って
は行動したと思い違い、意外と稚拙な結果をグルグル回っている・・・ことに自己点検
すればするほど不満を感じている方々も多いと思います。
 今回は、理論のトレーニングも良いのですが、心のトレーニングであるイメージ
トレーニングについて少し触れておきたいと思います。
(もう一つのトレーニングは・・・実際に身体を鍛えることになって来ます。)
 今年の夏は、衛生放送のWOWOWで”The Pacific”という米国海兵隊の活躍を描いた
連続テレビドラマが放映されていました。かなりの激戦シーンがあったと思います。
 先の大戦では、旧日本軍は、その結果は、賛否両論ですが・・・
 ”どこの戦線においても例外なく、それは陸軍も海軍も・・・「敵から賞賛される
戦い」、「敵から一目置かれる戦い」という・・・日本風に表現すれば「あつはれなる
つはものぶり」を発揮し、戦後に至っても旧敵国の軍で、また、世界の軍隊で、なお
その余韻というか残香を継続させていることはご存知のことと思います。
 尊敬するべき敵であった・・・のです。
 世界史に金の文字で刻印され輝きを発しているのが日本軍なのであり、その成立条件
たる日本兵の伝統、格式、気概、武道心・・・は、現在も名称を変えてはいるものの
日本において引き継がれているものなのです。
 その日本軍の基本的な思考を見ると・・・いろいろと言う前に・・・
 冷静に「現実」を踏まえて見ると・・・常に「欠乏の思考」が観察される・・・それ
は、武器においても作戦においても指摘されるところでありましょう。
 「欠乏の思考」・・・とは、最初から「無い・足り無い」のが前提です。
 例えて言うと・・・元から持っていない、そんな余裕がない・・・よしんば、たとえ
あったとしても・・・足り無く感じる・・・ということです。
 まるで月の始め、財布の中には3,000円しかないのに月末の給料支払日までやり
くりしないといけない・・・如何に3,000円を使わないようにして毎日を生活する
のか?
 そうなると一缶100円の激安ジュースを買うのも躊躇するし、500円くらいの買い
物になるとそれこそ何時間もかけて・・・あれでもない・・・これでもない・・・と
行ったり来たりしてしまい、とにかくお金を使うことに不安と緊張が走るというもので
す。
 かの東条英機が登場する戦時中の古い記録フィルムに「物質の世界は有限であります
が、精神の世界は無限であります!」というセリフを言っているものがあります。
 旧日本軍は、左翼からはまさにボロクソです。が、それは左翼の判断でしかありませ
んし、左翼による日本そのものへの悪い印象づくりばかりが習慣化されて来たので洗脳
から解脱する必要がありますが、左翼風の東条英機の毀誉褒貶は別として・・・「精神
の世界は無限であります!」とは・・・これは、誰が言おうと本当のことです。
 「欠乏の思考」から脱却するには・・・その方法論とは・・・ここにあるのです!
 あなたは、無限の精神の世界でイメージすることをトレーニングするのです。それを
通じて、自分を変えて有限の現実を操作するのです。精神の世界は、あなた自身のもの
であり、他者が割り込んで来たり、他人が所有権云々を振りかざしたり出来ませんし、
時間も空間もありません。
 むしろ、財布に3,000円もあるからどう使ってやろう・・・と考えること・・・
本当にそうなった場合に顔色を変えないで・・・自分にある立場と条件から生死をはじ
め、利害得失を両面思考で冷静に考えて行動すること・・・それが大切です。
 あなたは、帝国陸軍、帝国海軍の戦史を振り返り、その根底に流れるものと「感応す
る」ことを体験し、科学とかアカデミズムとかから胡散臭いと言われる”イメージする
こと”がどれほど強いあなたの味方であるのかを気付く必要があります。
あなた!「兵法、戦略、情報は、何でもあり」なのですよ。


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