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創刊2000年10月のメールマガジン「軍事情報」です。

Buenos dias. 米田です!
 去る10月3日のことですが、著者の母校である京都外国語大学のOB団体である
校友会・大阪支部が主催した和歌山県在住のOB会員を対象とした相互交流会が
紀の国・和歌山市内で開催されました。


 和歌山県は、交通が沿岸部を走る国道と紀勢線が主な点、他府県にはよく見られる
大企業系列の大型工場が無い点、年々、県内人口が減少気味になっている点が特徴で
す。が、地政学的に観察すれば、紀伊水道、熊野灘などの海上交通の要衝となる優良な
地点が散見され、故に・・・徳川御三家の一つが長らく統治していた地域でもありま
す。
 ”紀伊”は、海流をはじめ瀬戸内海から日本東部・北部、外海へのアクセスとか、
畿内から四国方面へのアクセスとか・・・これは現在も変わりはありません。戦国時代
では、鉄砲を駆使する雑賀衆や根来衆といった武闘集団が有名です。”紀伊”と言うと
固定的に沿岸部のみに人々が定住しているようで・・・実は、定住しないと・・・海や
河川地域を転々と交易しているものである・・・すると、それなりの情報網や先進的
事物に触れる機会も増えるものです。また、内陸部に目を移すと、高野、熊野をはじめ
とする神仏の聖域が多く存在しており、県内には数々の謂れのある温泉が豊富で、
リラックスするには大変良好な条件の揃っている地域でもあり、かつては歴代の天皇が
何度も行幸された地域でもある・・・そのようなかなりの特徴を有するところでも
あります。
 今回の交流会では、京都外国語大学OBで元串本町教育委員会教育長の村上正人氏から
「トルコと日本・串本との交流」と題する記念講演がありました。
 本講座のテーマとしている”スペイン学”からすれば、歴史上、ハプスブルク・スペ
インの最盛期であった16世紀~17世紀あたりに最大のライバル国であったのが多民族
国家であったオスマン帝国(現トルコ共和国)でした。が、その開祖オスマン1世の
父親エルトゥールルの名を冠したオスマン帝国海軍軍艦のお話しが当日聞けたことは
大変有益なことでした。
 和歌山県串本町は、大戦中、帝国海軍の世界最大級となるところであった未完の
航空母艦”信濃”がその約48㎞南東沖の海底に沈んでいることの他には・・・潮岬
灯台、スキューバダイビング、朝日の綺麗な橋杭岩で知られた町です。
 が、今を去る120年前、オスマン帝国開祖オスマン1世の父親エルトゥールルの
名を関するオスマン帝国海軍フリゲート艦”エルトゥールル号”が日本訪問を終えて
帰途についた際、台風に遭い、串本の沖合で座礁、機関部に浸水したため水蒸気爆発を
起し沈没、600名近い殉難者を出しました。その時、串本の方々がとても献身的な
救助・看護活動を展開され、現在のトルコ共和国の学校教科書にはこの事件の顛末が
記載されトルコ人はみんな知っていることでもあります。が・・・日本人はあまり
知りませんし、”丹頂鶴”(頭が赤い=左翼人の別称です)の教師なら絶対に触れた
がらない日本と日本人の美談であります。
 当日の村上氏の講演の切り出しは、エルトゥールル号の遭難ではなく・・・
1985年に行われていた「イラン・イラク戦争」(注)の時、イランの首都テヘラン
にいた在留邦人の脱出についての話しから始まりました。
(注)あなたはこの機会に「イラン・イラク戦争」の原因と結果を検索したりして
調べてみると大変興味深いことが分かってきます。また、ラテンアメリカ関係では、
冷戦下の東西代理戦争とされる「ニカラグア内戦」とはとても関係しているのがこの
「イラ・イラ戦争」でもありました。
 1985年3月17日、イラクのフセイン大統領から、48時間経過の後、イラン
領空を通過する全ての航空機を無差別撃墜すると宣言された各国は、自国民の生命を
保護するため自国の航空会社や軍用機を使用して脱出作業を開始しました(陸路から
国境を越えることはそれだけいろいろな危険に面する時間と正比例することは明白で
す)。
 この時、日本はどうだったのでしょうか?
 当時、社会党(今の社民党)というのがありましたが、自衛隊の飛行機を使うのは
派兵だとかの理由で反対したり、日本の”ナショナル・フラッグ・キャリア”であった
日本航空などは自分のところの労働組合から、飛行機が危険だとかの理由が付けられ、
終に邦人救出には出向くことはなかったのでした。
 テヘランの在留邦人たち約250名は、所謂、「見殺し」状態になりました。
 この危機を救ったのがトルコ航空(危険業務を機長もクルーも志願したと言われて
います。また、日本人が飛行機に搭乗したので在留トルコ人約500名は陸路越境脱出
したということでした)であったのです。
 理由は、遭難したエルトゥールル号の乗員を日本人が助けてくれたからでありまし
た。このことをトルコ人なら学校の教科書で教わってみんな知っていたからでした。
 村上氏は、エルトゥールル号遭難と乗員救出の話しに至ると・・・学校では、道徳
の時間や他の時間を利用して子供たちに語り継いでいる・・・ことをお話しになり、
同じ教員仲間が作成した「紙芝居」の実演もしていただき、たいへん分かりやすく心に
残る解説をしてくださったのでした。
 「この美談は後世に伝えて行かねばならない・・・」、「みなさんも是非、他の人に
語り伝えて欲しい」ということでした。
 この間、約30分・・・出席していた京都外国語大学・校友会員(=OB)約67名
全員、立っているのが困難な方がいたにもかかわらず、誰一人着席する者は無く、
みんなが姿勢を正して直立したまま、熱心に耳を傾けていました。
 それだけ感動的であったということです。
 「日本人が忘れた日本の精神がある」これを強調されていました。
 また、当日、会員報告として和歌山県教育委員会・指導主事である戸川定昭氏より、
米国ボーイング社が主催する「教師のためのNASA宇宙教育プログラムに参加して」
(ボーイングという会社は、自社が開発する宇宙事業についての関心を深めるため、
学校教育関係者を招聘して特別コースを開講し、子供たちへの教育還元に役立てていま
す。戸川氏はこの特別コース参加に招聘された優秀な方です)というテーマで体験報告
が行われ、かなり興味深い話を聞く機会を得ました。
 約2時間の交流時間は、何かと国際的な話しばかりでしたが、「外大マインド」と
いうか多次元多面的に宇宙、森羅万象、天地を捉えるというか・・・本当に母校の
京都外国語大学が”外国学の大学”であることを実感した一時を過ごすことが出来ま
した。
 ところで・・・
 社会党は、阪神淡路大震災での村山首相の対応により犠牲者が増えたということは
知られたことですし、北朝鮮の日本人拉致問題での胡散臭い背景事情は有名でもあり
ます。
 そして、日本航空は、労働組合(今も複数ありますね)の自分たち第一主義の実践
やら同じ1985年には御巣鷹山墜落事故を起こしました。
 社会党やら日本航空やら日教組やら、トータルで一体何人の同胞を間接的に殺したり
危険な目に合わせているのか・・・
 特に”丹頂鶴”教師よ・・・「全国の刑務所に凶悪犯で服役している人や電車に
飛び込んだり首をつったりしている人はみんなお前らの教え子だぜ!」ということで
す。
 原因と結果の法則は「あり」・・・そして、日本人が忘れている日本人を再び目覚め
させる機会が民主党政権の中で選挙民の中にフツフツと湧き上がって来ている・・・
今は、無意識の状態ですが、意識されるようになるには時間はかからない・・・
それは、腐っても私たちは日本人だからです!

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