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勇壮豪快!!京都の”祇園祭”とスペインの”サン・フェルミン祭”

time 2010/07/01

今日は、7月1日です!
京都では、本日、7月1日から7月31日まで”祇園祭”が行われます。祇園祭は、
大阪の天神祭、東京の山王祭と共に「日本三大祭」として知られています。


一方、スペインの東北部ナバラ県の県都パンプローナでは、*”サン・フェル
ミン祭”が7月7日から7月14日まで行われます。”パンプローナのサン・
フェルミン祭”は、”セビリアの春祭り”(美人が多く見られるという話しはし
たことがあります)、”バレンシアの火祭り”と共に「スペイン三大祭」として
知られています。
http://www.youtube.com/watch?v=gnT-tz6TQk0&feature=related
著者は、祇園祭には7月17日の*巡幸祭、7月24日の還幸祭という八坂神
社の神輿渡御に與丁(よちょう:神輿の担ぎ手)として”中御座”という神輿を
担ぐ三若神輿会の一人として参加しています。また、サン・フェルミン祭は、
留学していたところがパンプローナであったところから、直接、見たり聞たり
することが叶いました。
http://www.youtube.com/watch?v=XsJ5LJmIPRU&feature=related 
このような経験から今回は、「日西比較祭事」という点から”スペイン学”の一
側面について、その解説をしたい・・・と思います。
◆祇園祭
京都の”祇園祭”からお話をいたしましょう。
先ず、あなたは、祇園祭・・・と聞くと17日に行われる山鉾巡行とその宵宵
宮、宵宮あたりの「イメージ」が思い浮かぶと思います。即ち、「祇園祭=山
鉾巡行」、「山鉾巡行=祇園祭のメイン」です。
しかし・・・これは、祇園祭のごくごく一部でしかありません。そして、
もし、あなたの認識、即ち、祇園祭=山鉾巡行だけならば・・・それは一つの
「京都観光を重点とした洗脳を受けていること」でしかありません。
日本の祭事には必ずそれなりの秘儀があり、神と人との”まつろい”があります
し、祭事に直接、間接に関わる人には、それなりの神のお陰・・・というもの
がありましょう。これなくしては、単なる形しかない見てくれの観光行事でし
かないものとなりましょう。
あなたは、祭事に関わるのです・・・から、神からの「何か眼に見えないも
の」に触れ、「人ならぬ神からのもの」をいただいて、あなたの人生に活かす
こと・・・この体感というか経験をしてみようと考えねばなりません。
7月17日の山鉾巡行というのは、実は、次に述べる神輿渡御に先立って、
市中を清め払う祭事のことです。
山鉾巡行が終わると、同じく17日の夕方(17:00あたり)、八坂神社の御祭
神であらせられる須佐之男命、櫛名田姫、八王子がお乗りになる三つの神輿が
八坂神社を出発し、鴨川を超えて四条寺町にある御旅所(おたびしょ)まで市
中を巡幸されるのです。
京都市内の氏子の方々は、みんな神輿を拝むのです。
神輿・・・こちらの方は勇壮であり、豪快であり、2トンはあるという八坂神
社の神輿が市中を巡幸し、威勢のあるエネルギッシュな掛け声と共に神輿と
担ぎ手が一体となったところから出てくる「オーラ」というか、まさに「神の
威力」を肌で感じ取ることができる瞬間であります。これぞ祭事、これぞ祇園
祭!です。
7月24日の夕方(17:00あたり)に四条寺町の御旅所を出発され、市中を
回って八坂神社に夜23:00頃にお帰りになります。
◆サン・フェルミン祭
はなしは変わって、スペインのサン・フェルミン祭ですが・・・こちらはパン
プローナの守護聖人のお祭りで、八坂神社の神輿巡幸と同じように、大聖堂に
祀られているサン・フェルミンの御聖体を担ぎ出し、市中を行列で練り歩きを
行います。
こちらはカトリック・キリスト教の祭事です。スペインの祭事は、その都市な
り街の守護聖人のご縁日に基づいて行われます。同時に、スペインのステレオ
タイプ的なイメージの一つである闘牛も普通、祭事の開催期間に行われるもの
です。スペインでは大きな祭事は、7日間程度で行われています。その間、仕
事も学校も休暇になっています。
サン・フェルミン祭では、やはり祭事開催期間に市内の闘牛場で闘牛が開催さ
れていますが、その闘牛用の牛(普通の牛ではありません)を早朝、放牧場か
ら闘牛場まで追い込む”Encierro”(囲い込み=牛追い行事)がとても有名です。
このパンプローナは、ヘミングウェイの『日はまた昇る』という小説でとても
有名になったところから、祭事開催期間にはアメリカ合衆国からの参加者が結
構多数います(毎年、習慣として参加して来る)。また、サン・フェルミン祭
では、”祭囃子”を演奏する”バンド”は、他国から国境を超えて参加がありま
す。これも習慣になっているものです。
“Encierro”は、地元の若者の勇壮さ豪快さをみんなに見せつける機会となって
いますし、闘牛場の中では、一般参加者が”牛と戯れる”こと=闘牛をしていま
す。
この”Encierro”では、最初から闘牛陽の牛(ガタイもしっかりしていて体重も
重く戦うように仕込まれている牡牛です!)ばかりを放つと途中で死人が出る
ようなので、実は、去勢した牛と一緒に放ち、闘牛用の牛と共に走らせて方向
誘導するような工夫がなされています。
日本の祭もスペインの祭も・・・基本とするところは、神道でありキリスト教
であり、それぞれ異なったものがあるようですが・・・本当は祭そのものに触
れることで・・・自らの精神的な次元をアップさせる、即ち、「日常の一線を
超える」ことで「神様と出会える」というところは同じでありましょう。
戦いは、祭の一部として存在していることは、かつての血祭りや首取りなどの
戦闘習慣を観察したり、出陣式とか敵味方戦没者供養祭など神式、仏式、習合
と様々あれど観察すればするほど興味深いものがあります。
しかし・・・祭事について・・・最後に・・・言えることは・・・
それは、「見ているのではなく、参加すること」、即ち、あなたが祭事の当事
者になることです。
「随所に主とならば、立処皆真なり!」、戦略も情報も兵法も頭で考えてハラ
でやる!ということは、戦略も情報も兵法もすべてが祭事ですよ!



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