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【第27講】 スペイン語文法入門―兵法的外国語学習への誘い―(その5)

孫子塾副塾長・孫子塾関西支部長
同志社大学/京都外国語大学・スペイン語非常勤講師
米田 富彦
http://espania.okigunnji.com/2008/06/post-1.html
先ずは、みなさんに・・・。これから五年以内のことですが、
平成24年(2013年)に我らが日本を会場(開催地は、東京、横浜、京都、呉
などが候補地となっているそうです)として、「国際軍事史学会」(使用言語
は、英語、仏語、日本語とのことです)が約一週間にわたって開催されます。
とりあえず、下記のサイトをご覧になってみて下さい。
(日本語概要:http://wwwsoc.nii.ac.jp/mhsj/download/kokusaipanf.pdf)
(主催国・ポルトガル概要:http://xxxvcongressicmh2009.com/)


そもそも、軍事史学会、あるいはそれに相当する学術学会は、世界の国々には
必ずと言って良いほど存在しているものです。一般的には、「国際軍事史学会」
となると、その大会開催に当たっては、主催国の”参謀本部”あたりが全面
バックアップするような大変興味深い学会なのです。
特に・・・強調させていただくならば、(日本のお国柄である程度の条件が
決められているのでしょうが)防衛関連の企業の方々は当然として、衛生や
製薬(化学・生物兵器対策関係とか”水”関係)、通信機器、電気製品、保安
設備、建築資材(仮設施設、塗料塗装)などをはじめとした関連企業の方々に
は、「戦略思考・兵法思考次第では・・・」いくらでも大きなビジネス・チャ
ンスに変換することが可能となるかも知れませんので、自社の将来のためにも、
営業担当とか企画担当の方々は、「この情報をよ~く憶えておいてください!」
「国際軍事史学会」、それは、この日本に世界各国の軍関係者や軍事史をはじ
めとした軍事に関係する分野を研究している人たちが一度に参集し、共に研究
活動を中心としてお互いに交流を深め合うということですから、まさに「神武
の国日本の誉れ」でありましょう。
ここで、軍事史、軍事、戦略研究、情報研究、兵站学、地政学、それに大きく
捉えての森羅万象の総合学となる「兵法」とかについて、本当に学びたい
(マスターしたい)のだけれど、その方法がわからない、また、本当に参加す
るならば、もっと取り扱っている話しの中身を理解して、質疑応答などバンバ
ンとカッコ良くやってみたい・・・というのがみなさんの理想のところである
と思います。
「理想は、現実化させるものです!」
何事も参加するには、そのための方法論、その分野の構造と体系、そのような
ところを具体的に知り、身につけて行くことが基本的な条件です。御祭りも
見ているよりは神事に参加する方が面白いことは言うまでもありません。
「日本での国際軍事史学会開催まで」には、”後4年数ヶ月”ありますが、それ
までに今から勉強すれば、一般社会人や現在学生の方々でも”セミプロ”には
なっていると思います。
戦争などの紛争事象(古今東西)を解析して、戦略、戦術をはじめ、その共同
体の選択する理念から政治、そして外交あたりまで、何を言っているのかが理
解できて、コメントすることができて、なおかつ外国語(英語、スペイン語、
フランス語、ドイツ語あたり)で最低限の内容の意思疎通が可能ならば、それ
は、既に一般人とは異なるレベルに入っているということです。
このようなところからも、きちんとしたプロフェッショナル向けの方法論が、
『孫子塾・通信講座』( http://sonshi.jp/sub10.html )でたったの37,000円
程度で学べるのですし、外国語の方は、意外と・・・戦略思考や情報思考の基
礎を為している構造主義言語学とか比較言語学とかの知識が通奏低音で流れて
いて、2年後には、軍事関係のスペイン語が辞書を片手に分かるようになってし
まう「メルマガ軍事情報でやっているこのスペイン語講座」で何とタダで学べ
る訳なのです!
みなさん、機会は最大活用していただき、そして、一人にでも多く、このメル
マガで学んだこと、そして、『孫子塾』のことをネタしていろいろな話しをし
て見て下さい。
では、”開運”の言祝ぎを
踏みいだす 足場のアからはじまりて 運(ウン)の尽くまで すごろくの旅
人の一生は、双六と同じく、行ったり来たり、上がったり下がったり、人が
来たり去っていったり、喜んだり泣たりと色々ありますが、安定しているよう
で安定などしておらず、一体、何時、何があるか分かりません。でも、そんな
ことが分かってきたら、むしろ双六の旅にこそ人生の面白さがあるのです。
運が尽き果て、命(メイ)が消滅するまでは、日々、共に諦めたり焦ったりす
ることなく、正々堂々と人生という”荒野にある道”を一歩一歩と着実に歩ん
で参りましょう。
以上、上記の和歌は、三回は神妙に宣(の)りあげ、言挙げを行っていただい
て、発音の準備をしていただいてから、本日の講座に入ることといたしましょう。
(27)スペイン語文法入門―兵法的外国語学習への誘い―(その5)
言葉の基本は、実際に話すことなので、今回も音声面の基礎の話しが続きます。
ドリルとか例が出て来たら、躊躇わずに発音しましょう!
☆イントネーションについて
・言葉を発して、相手と意思の疎通を行う(=コミュニケーションをする)
際に、単語一語だけでOKのものもあります。しかし、普通は単語を二語以上
つなげて行うものです。そちらの方が聞いていても丁寧ですね。
・この意思を疎通させることのできる言葉の並んだものを「文」と言っていま
す。が、この「文」を発音して行く中で必要となるものが、抑揚(=イントネ
ーション)といわれるものです。(スペイン語では、entonacio’n エントナシ
オーン)
・英語でもスペイン語でもですが、「疑問?」を表すときには、文の後ろを
上げて発音する・・・これです。最近の日本語でも、自信がない様子や少しく
かわいいような雰囲気を出すために、しり上がりの言い方を繰り返したりする
ことが定着して来ましたが、これもイントネーションの用法の一つです。
・このイントネーションは、文においての、そして、アクセントは、個々の単
語においての音声の強/弱、長/短、高/低です。言語によっても少し異なり
ますが、ここから、自分の主張したい”力点”や聞きたい内容の本質に相当す
る点を相手にアピールすることが可能となるのです。
・このようなところから、各個人のレベルに注目すると、”個人の習慣”とい
った点が存在しています。ここの「特徴」を捉えて、他人が模倣すると「モノ
マネ」として成立し、芸能界などではメシが食えることになるのです。
・尋問、取り調べ、裁判所での証人などに類する事項や、異性への情感を込め
た物言いなど、文と単語の音声的な効果を組み合わせて、使い方次第で、さら
なる「相乗的効果」が実行できるよう、言語は出来ているのです!
☆音声のまとめ
・ここまでに学んだ「母音と子音」、「音節とアクセント」、「イントネーシ
ョン」という話し言葉にとっては、なくてはならないことがらを効果的に使う
と・・・日常会話や交渉や取り調べや裁判等での供述や陳述での「嘘」の発見、
「精神」の動揺、さらには、積極的に攻撃的に使用することによって、他人を
脅迫・恐喝・強要、あるいは詐欺したり、また、反対にそれらを防御したり、
という面白い「言葉の不思議」がわかってきます。
・いわゆる「言葉の暴力」の基礎もここにあるもので、単純な単語の羅列レベ
ルで成り立っているものではありません。
・外国語の発音の上での注意事項は、恥ずかしがらずに外国人の発音の真似を
する、そして何度も反復することです。この際、自分が憧れのスターやもしく
はそれに類する映画の主人公にでもなったつもりで行うと効果的です。だから、
発音の練習の際には、外国人=スペイン人になりきって行いましょう。では、
ここから、いよいよ、数ある言語の中で、スペイン語という個別的・具体的な
分野に向かって突入して行きます!
☆スペイン語の母音について
・母音とは、喉から音声が出る際に、「素直」に出てきます。その「素直」と
いう言葉の意味は、即ち、舌が前歯や前歯の後ろのところにある歯肉の硬くて
盛り上がったところ等に擦れたり、また、舌の後ろが喉の奥にこすれたりくっ
ついたり、両方の唇が閉じてくっついたり、歯を使ってみたり・・・というよ
うな「余計」なことをして音を出すのではなく、何のさまたげる動作もせずに
出す音のことです。
・そして、母音というものは、”声帯”が振るえる・・・という特徴がありま
す。スペイン語の母音は、日本語と同じく”a,i,u,e,o”の5つしか
ありません。英語やフランス語と比べればかなりマスターするのが楽です。
☆スペイン語の母音の発音について
・ここでは、日頃あまり意識しない母音の「発音」についてみてみましょう。
「ア」:口の中で舌が一番下に落ちて口の開きが大きくなります。
「イ」:口の中の前の方に舌が差し出されて来て口の開きが左右に引っ張られ
ます。
「ウ」:口の中の後の方で舌の後ろが盛り上がって唇が丸くなります。
※日本語のウは、唇が丸くなって前に突き出しませんので、みなさんはスペイ
ン語や英語、ドイツ語、フランス語などのウとは根本的に違う点を注意してく
ださい。要するに唇を丸くして「ひょっとこ」にして出すウです。オのように
聞こえたらオッケーです。(ちなみに、「ひょっとこ」は、唇が前にすぼめて
突き出す方で、「たこの八ちゃん」のような”めくれる”タイプの突き出し方
ではない点を十分に分けて認識してください。もし、「たこの八ちゃん」でウ
を発音したら・・・その時点で吉本興業になりますので、何かのウケを狙って
いる時にやってみる意外は止めましょう。)
「エ」:口の中の前の方に舌が差し出されて来て「イ」よりは「ゆるみ」、
口の開き具合は、イより横開きの度合いもゆるみます。
「オ」:口の中の後の方で舌の後ろがさらに盛り上がって唇が丸くなります。
・口の開き具合ですが、唇を丸い形にして、”ひょっとこ”のような口の形で
出す音が「ウ」と「オ」の特徴です。難しく言うと「円唇化(えんしんか 
labializacio’n ラビアリサシオーン)」といいます。
(ドイツ語では、ウムラオトという”円唇化母音”があり、ウの唇の形をして
イの舌の位置で出す音の”u””の発音やオの唇の形をしてエの舌の位置で出す
音の”o””の発音があり有名です。どちらも唇を丸くして前に突き出すのが特
徴でなのですが、フランス語にもこれらの母音が存在していますので参考にし
てください。)
・また、舌の位置が口の中で前の方に行って「イ」の口の構え方で、発音その
ものが「イ」の音に近くなること(トをチョというような、ナをニャというよ
うなもの)を「口蓋化(こうがいか palatalizacio’n パラタリサシオーン)」
する・・・といいます。
母音を発音している時の舌の位置をよく見ていると;
・アが一番下で口の開きが一番大きく
・イとエが舌の前半分を使って口の中では前より
・ウとオが舌の後半分を使って口の中では後より
という特徴からアを出発点として前へイ・エ、後ろへウ・オと音を調節する
位置を点でとらえて線を引いてみると、中心-前-後というような三点で結ば
れて、一つの三角の図形が描けます。
・このことを「母音三角形」と呼んだりします。英語は、母音の種類が多いの
で、これが台形の形を取って「母音台形」と呼んだりしています。
・子音の場合もこれと同じように、何処を使ってどのようにして音を出すのか?
を観察してください。
○ドリル
では、注意して、母音に注意し、二重子音の箇所に注意し、出来るところまで
でよいので発音の練習をして行きましょう。
aire(アーイレ 空気)
armada(アルマーダ 艦隊、海軍)
invencible(インベンシーブレ 無敵の)
mina(ミーナ 地雷)
ultimatum(ウルティマートゥム 最後通牒)
usar(ウサール 使用する)
enigma(エニーグマ 謎)
tercio(テールシオ 三分の一、16C.のスペイン陸軍)
orden(オールデン 命令・騎士団)
oasis(オアーシス オアシス)
次は、文になった発音です。
Alto.(アールト 止まれ・停止)
Cuidado.(クイダード 気をつけろ・注意せよ)
Fuego.(フエーゴ 撃て)
Atencio’n.(アテンシオーン 気をつけ)
Al suelo. (アル スエロ 床に伏せろ)
Manos arriba.(マーノス アリーバ 手を上げろ)
Quieto.(キエート じっとしろ、動くな)
Te disparo.(テ・ディスパーロ 撃つぞ、貴様に向かって発砲するぞ)
みなさん、もう使えますね。
例)Cuidado, mina. (クイダード ミーナ)(気をつけろ。地雷だよ。)
自分の出している発音がDVDなどの映画で出てくる「スペイン語」らしく
聞こえてくれば、要点を押さえているということです。
ここで、スペイン語の出てくる映画で軍事史に関連深いものとして、先ずは
みなさんに、お勧めしておきたいDVD作品があります。
それは、サム・ペキンパー監督のウエスタン映画『ワイルド・バンチ』です。
http://tinyurl.com/nj8tle
“アメリカンかぶき者”ならぬ”ならず者”4人対ドイツ軍事顧問団がついて
いるメキシコ正規軍(ほぼ軍閥ですが)200人以上の激烈な戦闘シーンは、
とても有名です。
第一次大戦終了際あたりの当時のメキシコは、米国が欧州戦線へ参戦する
キッカケとなった「ツィンマーマン(ツィンメルマン)事件」(日本で言えば
ゾルゲ事件のようなインパクトです)というインテリジェンスの一大事件が
発生した時代背景もあるところなどを知識として鑑賞しつつ、映画の時代考証、
特に当時の最新兵器に関する扱い方は大変興味深いところとなっています。
YouTubeでSam Pekinpahで検索すると、最後の戦闘シーンを見ることが出来ま
すが、是非一度、レンタルか購入するかで見てください。ヨドバシカメラの
テーマ音楽ではじまる冒頭の銀行襲撃シーンから最後の機関銃の乱れ撃ちまで
ご覧になってくださいませ(セリフは、英語、スペイン語、ドイツ語が出て
来ます)。
このサム・ペキンパー監督は、ヴァイオレンス映画の巨匠ですが、
みなさんは、第二次大戦の対ソ戦におけるドイツ国防軍を扱った『戦争のはら
わた』(原題:”Cross of Iron”)や暴力を哲学する『わらの犬』の方も
面白いかもしれません。
今回のスペイン語講座のドリルや例の単語は全て憶えて行ってください。
(つづく)

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