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【第14講】 孫子兵法から見たスペインの”地形”:そのプロフィールについて

time 2008/12/04

孫子塾副塾長・孫子塾関西支部長
同志社大学/京都外国語大学・スペイン語非常勤講師
米田 富彦
http://espania.okigunnji.com/2008/06/post-1.html
これまでは、所謂、「前座」として、スペインと日本とのお付き合いの始まっ
た16世紀を中心に”日欧交渉史”、”日欧比較軍事史”、そして、そこから、
“日欧交渉意外史”というような欧州と日本との”シンクロナイズド・ヒスト
リー”(進歩の度合いが同時性を見せている点)に注目しつつ、戦略、情報、
兵站、それを統括する「兵法」についての観察を続け、それと同時に、みなさ
んの兵法的思考の養成(=戦略思考、情報思考の養成)を少しずつ段階的に
進めて参りました。
さて、いよいよ、今回からは、スペインそのものについての観察をして行きた
いと思います。そして、スペインを出発して、いつになるやら分かりませんが、
とりあえず、大西洋を渡り、北・中・南の三アメリカ、日本が米軍との間で激
戦を展開した南洋諸島、フィリピン、そして、アフリカ、中東(セファルディ
ー・スペイン)、欧州(外国人労働者としてのコロニー)と「スペイン系の世
界と世界観」についてのお話しを異なった次元と異なった面から続けて行きた
いと思います。


14.孫子兵法から見たスペインの”地形”:そのプロフィールについて
スペイン(だけではなく、特定の国について)を研究(要するにここから「計」
という概念につながって行くことになりますが・・・)する際の基礎となる、
その天・地・人の三つの要素の概略を述べておきたいと思います。
みなさんは、天・地・人と言えば・・・兵書『孫子』で言えば、第一篇「計」
にある「一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法」の
文言が思い浮かびます。ここの中で、二番目に”天”が・・・、三番目に”地”
が示されます。そして、”人”については、一番目、四番目、五番目の三つの
項目が相当しています。
この”人”に相当するところを、その質的・量的・歴史的・宗教的・・・とい
った様々な観点から、即ち、「多次元・多面的」にその”何故こうなっている
のか?(=構造)”を考えて、”だから、どのようなものなのか?(=体系)
を認識して行くようにするのです。ここから、人とは単独で生活も生殖も不可
能な存在なのですから、所謂、特定の社会集団が導き出され、そして、その中
での”道”、”将”、”法”についても考えることが可能となって来るのです
(なお、今回は、”人”に相当する部分について、その基礎を概説して行きた
いと思います。故に、今回は、未だ未だ”前座”です)。
・イベリア半島とは
先ず、このイベリア半島の地理的条件に関して、その特徴を指摘すると、ユー
ラシア大陸の最西端に位置して、大西洋側に二面が接する一方、同時に一面が
地中海にも接し、対岸にはアフリカ大陸を眺めるジブラルタル海峡(スペイン
国旗に描かれているスペインの国章に見られる”ヘラクレスの門”)を以て、
地中海(所謂、思考面での例えで言えば、”既知の世界”)と外洋(所謂、
“未知の世界”)との関門(興味深い見方をするなら、門とは、自分にとって
出口なら、相手にとっては入口に、また、その逆にもなる同時両面性を有して
いるものです)を構成している地理的特殊性を有しています。
このジブラルタル海峡は、現在はイギリス領(防衛上の拠点)であることは
知られていますが、対岸のモロッコ側には、セウタ(Ceuta。こちらは貿易上
の拠点)というスペイン領の”enclave”(エンクラーベ:飛地)があります。
両方の飛地共、戦略上の拠点に変わりはない点にご注意ください。
飛地は、領土問題では、面白い分野でありましょう。日本では、自治体の境界
線が川を挟んで飛地になっている例(参考サイトに「自治体の飛び地コレクシ
ョン」http://uub.jp/nam/tobiti.html があります)などが指摘されます。
国家戦略の上で議論になったり歴史的に問題となる飛地については、「世界飛
び地領土研究会( http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/ )」と
いう興味深いサイトがありますのでご覧ください。
日本は、スペインとは反対に、ユーラシア大陸の最東端に位置して、日本海を
内海として、太平洋を外海として存在しています。日本の場合、スペインより
も多くの”ヘラクレスの門”を有しており、ユーラシア大陸から見ると、外洋
との関門を構成している弓状の群島になっています。
スペインと日本の両者を比較対照すると、共に”海峡” を制することが可能
な点から、内陸地域にある勢力が外部世界へ指向する力をそこで塞いだり、あ
るいは内陸地域から外洋に出るためには、わざわざ税(最初からお金が取れる
か、それとも先に血で取ってからお金を取るか・・・です)を支払わねばなら
ない関所の如き要衝を形成しているという特徴があります。
故に、それぞれ、例えて見れば、イベリア半島は、ヤヌス(ローマ神話の出入
口・扉の神で”January”=旧年と新年を同時に見る月=1月の語源)の如き
双面を有する諸刃の剣のような形態を見せ、日本列島は、鶴翼に広げた翼の内
側に刃の付いた鎌(日本海側)であると同時に日本刀(太平洋側)のような形
態も示しています。
このようなところから、スペインも日本も、両者共、刃は複数となり、その刃
は、陸に問題があるというよりは、海を抜きには考えられない・・・というも
ので、特殊的な立地条件を表しているところが興味深いでありましょう。
日本の場合は、さらに、島国という条件も相まって、孫子兵法で言えば、海に
浮かぶ「常山の蛇」(詳しくは、http://sonshi.jp/sub70.html をご覧ください)
のような安全保障の体制が他よりも強く求められるところです。
(そもそも、日本人は、簡単に国境を超えて”難民”にはなりにくい特殊的な
土地に住んでいます。将来的に、この逆の現象が起こるかどうか・・・それは、
みなさんが注意して世情を観察して行き、然るべく思考し行動しなければなら
ないところです。しかし、日本の土地とは、所謂、右翼も左翼も”一蓮托生”
になっているということでしょうか・・・そして、日本のためには、 “呉越
同舟”が可能なのか、考えて見ると面白いところです。)
このイベリア半島のカタログ・データは、東西約1,100キロメートル、
南北約1,000キロメートル、総面積58万1,353平方キロメートルです。日本の
位置と比較すると、北端にある”エスタカ・デ・バーレス岬”(”Cabo de
Estaca de Bares” 参考サイト http://www.estaca.net/ をご覧ください。
軍事拠点でもあります。Caboは、岬の意味です)が北海道の中央部に、南端の
“タリファ岬”(Tarifa 英語”tariff”の語源にもなっています。
参考サイト http://www.tarifa.net/ の中にある”Sport&Nature”の箇所を
ご覧ください)が関東地方の霞ヶ浦と同緯度にあります。これらの二つの岬は、
共にスペイン領です。
イベリア半島の陸の部分は、北東側に幅約435キロメートルにわたり、ピレネ
ー山脈(Pirineos ピリネーオス)がそびえ立ち、隣国フランスとは、自然の
国境を形成しています。ここには幾つかの峠道があります。そして、イベリア
半島の海の部分については、一面を地中海に、他の二面は、大西洋に接してい
ますが、この二面の内の大西洋側に当たる西側一面の殆どをポルトガル(この
国についても本講座では、スペインとの関係上、言及して行きたいと思います)
が占めています。半島北側一面は、通称ではカンタブリア海とよばれ、ここを
隔ててグレート・ブリテン島、即ち、イギリスがあります。
イベリア半島の土地そのものに関する特徴とは・・・それは、ピレネー、北部
カンタブリア(このあたりをアストゥリアス地方といいます)、ガリシア
(ポルトガルの北部に位置する地域で、サンティアーゴ・デ・コンポステーラ
市にあるキリスト直参の弟子・聖ヤコブのお墓の上に立てられた大聖堂への巡
礼は有名です)等は、日本の山々と変わりなく青々とした木々が繁っています。
が、その他の地域は、禿山が多く、砂漠の如き荒野が広がり、土の色が”赤茶
色”(わかりにくい表現ですが・・・イメージは、http://www.photolibrary.jp/img74/17724_219938.html をご参照ください)の大地であるところから、フランス
側からイベリア半島に向かって入って行くと一目瞭然となり、他のヨーロッパ
とは、「一味違った独特な景観」を見せています。
故に、かのナポレオンは、(当時の革命を体験して来たフランス人からは、か
なりの後進性を指摘した侮蔑の意味も込めて)「スペインからアフリカが始ま
る」と言っています。スペインの有する景観とは、以上述べたようなところか
ら、他のヨーロッパの国々とは少し趣を異にしており、ここから、映画のロケ
にはよく利用されて来ました。
マカロニ・ウエスタン、古くは、スペクタル映画の名作『スパルタカス』(ス
タンリー・キューブリック監督、カーク・ダグラス主演。みなさんは、年末年
始の機会にレンタルDVDなどでご覧になってください。感銘を受ける作品であ
ると思います)等に現れる情景は、荒涼とした異次元空間の如き雰囲気を持っ
ています。このような特徴的な点と、半島中央部から南部に数多く残るアラビ
ア風のイスラム建築、それに特に南部では、椰子の木などの植生や美しい海岸
の景色とも相まって、”観光地”あるいは、バカンス地としての賑わいも見せ
ています。
(ちなみに、バカンスとは、ヨーロッパの人たちが行う長期休暇です。中流家
庭なら、バカンス期間中は、どこか他の土地へと行くのが普通と考えられてい
ます。日本人は、皆、中流家庭である・・・とのことですが、長期休暇もなく、
安い賃金での雇用不安を強いられ、一生懸命になって稼いだお金は、税金で徴
収され、それが売国政治屋や売国官僚たちによって、国民には全く還元されず、
訳の分からない軍備拡張を続ける外国に援助として与えられているのです。
このヨーロッパのバカンスの実態を知った時、それはスペインへ留学した時で
したが、過労で入院したことがある父親のことが思い出され、何故か悔しさで
涙が溢れ出てきた思い出があります。)
中央部から北部、ピレネー山脈側は、総じて冬が厳しく、かつては、ローマと
のゲリラ戦、籠城戦(殆ど”玉砕戦”でしたが)で有名な「ヌマンシアの攻防
戦」のあった近辺にあるソリア等、一時的に零下40°を記録する程の所があ
り、ここでは、映画『ドクトル・ジバゴ』の中で、冬のロシアの大地のシーン
を撮影するためのロケが行われる程、”スペインの一般イメージらしからぬ景
色”があるのです。
一方、オレンジ(アラビア起源の果物。和風に言えば、品種の違いはあるもの
の”ときじくのかくのこのみ”です)のイメージが強いバレンシア地方(地中
海側)は、冬の時期でも地中海性気候の故に温暖であり、また、ここでは、日
本が伝授した稲作がさかんで、水田が広がっています。ちなみに、バレンシア
・オレンジとは、オレンジの品種であってバレンシア産のものをさすのではあ
りません。
何と、米は、スペインでは主食ではなく、野菜の一種という感覚です。日本で
も食され定着を見せるようになったパエリア(スペイン式炊き込みご飯)は、
ここバレンシアの料理です。
スペイン人と言ってみても、土地によって少し特徴が見られます。一般的には、
スペイン北部やバルセロナのあるカタルニア地方になると、旧ヴィシゴート王
国や旧フランク王国の末裔なのか・・・ゲルマン系やあるいはケルト系とも思
える人たちが多く、バスク地方やナバラ県になると髪の毛も目も黒いバスク系
の人が目立ち、南部のアンダルシア地方になるとアラビア系というか褐色のよ
うな人が目立つ・・・というような主流が見られます。
スペイン人は、幼少時には金髪でも、年齢と共に栗色に変わっていったりしま
すし、この混合型(caoba カオーバ=マホガニーと言われます)が美人の条件
ともされている地域もあります。姓についても、一見して、ゲルマン系のもの
もあり、このような多様性がまた興味深いところです。
現在のイベリア半島に占める国の割合を眺めてみますと、スペインが総面積の
84.7%を、ポルトガルが15.2%を、残りは、要塞として有名なイギリス領ジブ
ラルタル、及び、ピレネー山脈の中、カタルニアとフランスの国境地帯にアン
ドーラ公国という小さな内陸国が占めています。アンドーラ公国は、現在、
軍事をスペインとフランスに依存している興味深い小国で、公用語は、首都マ
ドリードには、何かと対抗意識のあるバルセロナで話されているカタルニア語
(この言語の話されるカタルニア地方は、現在、分離運動の兆候があります)
が認められている国家です。
イベリア半島に存在する言語に関しては、バスク語(系統不明で一時、日本語
との関係が問題とされたことがあります)を除いて、全てローマ帝国の公用語
であったラテン語(印欧語族)から発達して来たものです。ラテン語が様々な
言語へと分岐して来た原因は、ローマ帝国の崩壊によって、ローマの各属州に
流入したゲルマン系部族が打ち立てた王国の成立と関係があります。言語事情
について、以下にお話しを続けて行きましょう。
先ず、中央部には、日本語のカステラの語源である旧カスティリア王国の公用
語であるカスティリア語(カスティリアとは、ラテン語の「城」から来ていま
す。英語のキャッスルと語源は同じなので、「山城」、「城野」、「城ケ原」
のような感覚です)、即ち、今日のスペイン語(別にイスパニア語という名称
があります)が話されています。
地中海沿岸のフランス国境側の東部地域(旧アラゴン王国)には、カタルニア
語がバルセロナを中心として話されています(カタルニアとは、カスティリア
と同じく、面白いところですが、ラテン語の「城」から来ています)。
音韻変化といって、ラテン語がカスティリア語ではこう、カタルニア語ではこ
う、ガリシア語ではこう、ポルトガル語ではこう・・・というような変化の規
則があって、元のラテン語に辿って行けるのです。これをロマンス語比較言語
学と言います。故に、ラテン語から発達した言語を話す人にとっては、お互い
に語彙も文法も共通性があります。日本人が日本語の方言を二つ以上話すのと
同じように、ヨーロッパの人たちは、異なる近隣国の”言語”が話せる・・・
ということになる訳です。
カスティリアとアラゴン、この二つの王国が連合してエスパーニャ(Espan~a:
ローマ時代の名称であった”ヒスパニア”:Hispaniaの変化形)となるのですが、
旧王国間の対抗意識は、丁度、東京と大阪のようなものがあります(ヨーロッ
パでは、サッカーのリーグ戦に現れるチームを見ていると、その殆どが旧来の
王国や自由都市別になっています。これは、イギリスやドイツでも同じような
ものです。スペインでは、レアル・マドリード対FCバルセロナは、日本で
言うところの巨人対阪神戦に例えられます)。
フランス国境側の北部地域には、系統不明のバスク語が話されていることはお
話しいたしましたが、このバスク人は、古くは、ナバラ王国(16世紀に新興ス
ペイン王国により滅ぼされる)を形成して、フランス王家とは親密な関係を有
していました。日本とは、フランシスコ・ザビエル(バスク語ではエチェベリ
ーア、当時の発音ではエシェベリーア=新家さんの意。ナバラ王家の御方でし
た)で関係があります。
このバスク人の元々の出身地は,現在のナバラ県と考えられており、かつての
ナバラ王国の領土がそのまま一つの県の形になっています。現在では、スペイ
ンの18ある自治州の中でも”Comunidad Foral”(コムニダード・フォラール
:特権認可のある地方自治体)となっています。バスク地方は、スペインから
の分離運動(団体としてはETAが有名です)でも知られています。
スペインの地方自治は、日本と比べると強い権限がありますが、これは、欧州
全般に見られるように歴史的な経緯(王国領、伯爵領、侯爵領、自由都市など
の存在)からのものです。日本は、反対に地方自治の強化は、良いようには
聞こえますが、果たして本当に日本人には向いていることなのかどうなのか
・・・単なる政治屋の”利権”にしか過ぎないのか、相応しい方法論をここで
比較すると興味深いものがありましょう。
このバスク地方は、現在、工業化(フランコ総統の政策もあり)が盛んで、
ラーマ(”Llama”:スペイン語では、”リャーマ”または”ジャーマ”と発
音されます。”炎”の意味です:詳しくは、http://en.wikipedia.org/wiki/Llama_firearms をご覧下さい。残念ながら、この会社は、現存していません)、アス
トラ(”Astra”、意味は、”星”です。詳しくは、http://en.wikipedia.org/wiki/Astra-Unceta_y_Cia_SA をご覧下さい)、スター(”Star”、こちらも意味は、
“星”です。詳しくは、http://en.wikipedia.org/wiki/Star_Bonifacio_Echeverria,_S.A. をご覧下さい)等の小銃器製造企業が全てこの地域にあります。
上記の参考サイトは、英語版のWikipedia(ウィキペディア・・・みなさんに
は、いささか胡散臭さの残るものでしょうが)で、写真も添付されているので、
案内させていただきました。
現在のスペイン語は、元々は、「カステラ」の由来でもある、イベリア半島中
央部にあったカスティリア王国の公用語であり、ラテン語から発達したカステ
ィリア語です。そもそも、軍事、政治に卓越したカスティリア王国の言語が
「新興スペイン王国」の公用語になって現在に至っているのです。
この言語がレコンキスタを通じてラテン語から発達し分化して行くに際し、系
統も異なる言語であるバスク語を話していたバスク人が形成して、スペイン北
部では、既にイスラム勢力に対して一定の効果を見せ、イベリア半島北部のキ
リスト教諸王国の中で早くからの覇を唱えていたナバラ王国の公用語=バスク
語から少なからぬ音韻面での影響を受けて来ていた・・・のでした。
即ち、スペイン語=カスティリア語とは、印欧語系ではないバスク語の影響を
受けて発達した言語であるのです。これがスペイン語を他のイベリア半島の中
のロマンス語とは異なった特徴を示しています。
この研究分野では、現在、スペインの国文学者や言語学者を相手に京都外国語
大学外国語学部スペイン語学科の新田増教授(にった・ます:月刊『言語』
http://thistle.est.co.jp/tsk/detail.asp?sku=50812&page=1 に巻頭エッセイ
の”「ライバル」と「リバー」は同じ語源にあらず”をご覧ください)が活躍
されております。
新田増教授は、言語学者(構造主義言語学、ロマンス語比較言語学)であり、
日本では、スペイン語学およびバスク語学の第一人者で、スペインでは17年間
の研鑽を積まれています。この専門分野以外にも、実は、「スペイン学」(イ
ベリア半島全体の地域研究も含めて)での学術的権威でもあり、現在の日本で
は、スペインを最も良く知る人でありましょう。
この点、似非学者の多い、語学ゴロの集まりのようなスペインやラテンアメリ
カの分野では新田教授は、かなりの異彩を放っており、多数の”スペイン語屋
ども”は、自らの正体がバレませんように・・・と間を置いて、なるだけ新田
教授が表に出ることがないようにあらゆる工夫と努力をしています。これが本
当のところです。
ポルトガルの北側には、ガリシア語が話され、実は、この言語は、ポルトガル
語と殆ど同じなのです。ポルトガルとは、このガリシア語を話していた人達が
南部へとイスラム勢力を追い払いつつ(レコンキスタによって)建国した王国
の一つなのです。
次回は、イベリア半島の有する地理的条件の続きと天候についてのお話しから
続けたいと思います。
最後に、戦略研究に興味のある方に一つお知らせいたします。戦略研究学会が
防衛省防衛研究所総務課長の土本英樹氏を迎え、「日本の国際平和協力活動の
課題と展望―アフガン、イラクへの派遣の経験を踏まえて」をテーマとした定
例研究会を開催します。詳しくはホーム・ページ( http://www.j-sss.org/
をご覧ください。
地政学、軍事史に興味のある方には、軍事史学会が川野晄明氏を迎え「近代戦
史を省みて-海洋国家と大陸国家の違い:鏡と日本人-」をテーマとした定例
研究会を開催します。
詳しくは、ホーム・ページ( http://wwwsoc.nii.ac.jp/mhsj/ )をご覧ください。
(つづく)

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