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三野正洋:「太平洋戦争」こう戦えば・・・ ~Ifの太平洋戦史~

time 2010/07/18



『「太平洋戦争」こう戦えば・・・ ~Ifの太平洋戦史~』
著者:三野正洋
発行:WAC出版
発行日:2010/6/30
http://tinyurl.com/25tj6y4
内容をざっくり言えば、


大東亜戦争開戦から終戦までの軍事できごとについて「もしあのとき・・・だったらどうなっていただろう」ということを、30個のIfを通じて検証するという、一般人向け戦史エンターテインメントです。
田母神さんの処女作を世に問うたWAC出版が出す久々の軍事本です。
WACさんは、仕事のできる精鋭集団なので、マーケについて参考になる点が多々あります。
終戦の日を向かえる夏。
この時期が唯一、軍事分野に一般国民の関心が集まる時期のようです。
ちなみに核兵器、核武装に関心が集まるのは、八月六日のみです。
国防啓蒙に関する宣伝・広報戦略を考える方は、こういう重要な現実、流れを外してはいけないと思いますね。
さて本著ですが、各項で独立完結しており、好きなところ、気が向いたところのみをつまみ読みできるスタイルとなっています。
持ち運んで、どこでも読める気軽さがうれしいですね。
家は暑いしうるさいから、定期でも使って涼しい電車に乗って読んでみよう。
なんて方にはピッタリですよ。
内容はこんな感じです。
■もくじ
はじめに
1.御前会議で天皇が、開戦に意義を唱えられたら?
御前会議
If1 天皇がご自分の意見をはっきり表明されていたら
関特演
If2 関東軍強硬派がソ連国境を突破していたら
戦争の直接の引き金となったハル・ノート
If3 ハルノートを逆手に取ることができていたら
日中戦争の講和
If4 日中戦争の幕引き計画が実行されていたら
2.真珠湾を再攻撃していたら?
真珠湾攻撃
If5 戦艦ではなく航空母艦三隻が、真珠湾に停泊していたら
If6 ハワイの占領を目指していたら
If7 真珠湾を再攻撃していたら
If8 高速戦艦で夜間砲撃を敢行していたら
If9 アメリカ本土とハワイの輸送路を潜水艦で遮断できていたら
マレー沖海空戦
If10 日英艦隊の水上戦闘が勃発していたら
インド洋作戦
If11 ウェリントンの爆弾が、一発でも日本の空母に命中していれば
珊瑚海海戦
If12 米空母ヨークタウンの戦線復帰が不可能だったら
3.ミッドウェー海戦に勝利していたら?
ミッドウェーの戦い
If13 第二航空戦隊の攻撃機の発艦が間に合っていたら
ガダルカナルの戦いー航空戦
If14 魚雷による航空攻撃が、米軍上陸の第一日目に実施されていたら
ガダルカナルの戦いー海上戦闘
If15 三川艦隊がアメリカの輸送船団を攻撃していたら
ガダルカナルの戦いー陸軍の戦い
If16 アメリカ海軍が撤収艦隊を迎撃したら
第四次ソロモン海戦
If17 戦艦ワシントンに雷撃を集中していたら
ダンピール海峡の悲劇
If18 零戦隊のエスコートが強力だったら
アッツ島沖海戦
If19 日本艦隊が積極的に戦っていたら
4.栗田艦隊がレイテ湾に突入していたら?
マリアナ沖海戦
「歴史の反転」(If)となる要素はなかった
フィリピンをめぐる海の戦い
If20 戦艦部隊がレイテ湾に突入していたら
スリガオ海峡の夜戦
If21 西村艦隊と志摩艦隊が善戦していたら
戦艦大和 沖縄特攻
If22 大和艦隊の出撃が思惑どおりに進んでいたら
日本のいちばん長い日 宮城事件
If23 陸軍の一部がクーデターに成功していたら
占守島をめぐる戦い
If24 日本軍守備隊の圧倒的勝利がなかったら
5.山本五十六、山口多聞が生きていたら?
山本五十六と山口多聞
If25 山本五十六が連合艦隊司令長官を続けていたら
If26 山口多聞がマリアナ沖海戦で指揮をとっていたら
潜水空母部隊
If27 潜水空母が真珠湾を襲っていたら
日本陸軍の存在価値
If28 陸軍の軍事費の相当部分を海軍の強化にまわしていたら
日本軍最後の大規模攻勢
If29 大規模の義烈空挺作戦がマリアナの飛行場群に対して行われていたら
同盟軍
If30 アジアの国々と同盟軍事組織をつくっていたら
あとがき
正直言って内容は、これまでの戦史よみものの枠を超えるとはいえず、すこし残念ですが、三野さんの文章は読みやすく、エンターテインメント性は抜群です。
あとがきで著者もお書きになっているとおり、「想像するたのしみを味わう」歴史・知的エンターテインメントといえましょう。
(エンリケ航海王子)
■著者
三野正洋(みの まさひろ)
前日本大学教授。1942年、千葉県生まれ。
戦史、戦略戦術論、兵器の比較研究に独自の領域を拓いて知られる軍事・現代史
研究の碩学。著書に『日本軍の小失敗の研究』『日中戦争』『アフガニスタン戦
争』(光人社)、『図解 これならわかる!太平洋戦争』『坂井三郎と零戦』
(PHP研究所)、『湾岸戦争 勝者の誤算』『プロジェクト零戦』『戦艦大和の
真実』『図解 日本軍の小失敗の研究』(ワック)など多数。

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