陸軍中野学校

陸軍中野学校は、秘密戦士を養成するため参謀本部が作った学校です。
初代校長の秋草少将は、ソ連通で知られ、
敗戦時にソ連軍に連行され、そのまま帰ってこなかったそうです。
中野学校で有名なのが小野田寛郎陸軍少尉ですが、
小野田少尉は後年創設された「二俣分校」のご出身で、
ここは本校と違って「遊撃戦士」を養成する学校でした。
重要なのは、中野学校卒業生の多くが派遣先の現地に残り、
残地諜者としての任務を完遂したことです。
各国から中野出身者からのインテリジェンスが
わが国に入っていたということですね。
後継者養成を戦後日本が行っていたか否かは知りません。
今がどうなっているかはわかりません。