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【オリンピック自衛隊】自衛官アスリート列伝

time 2016/05/16

【オリンピック自衛隊】自衛官アスリート列伝

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こんにちは、エンリケです。

最近は、渡邉さんの新刊「オリンピックと自衛隊」について
書いています。

さて、今日は自衛官アスリートについてお話しします。

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■自衛官アスリート列伝

自衛官アスリートといえば体育学校ですが、
入学がこんなに厳しいとは思ってませんでした・・・

入ってからも大変なんです・・・

体育学校に掲げられている練磨五訓(P264)は、
アスリートだけでなく、ビジネスの世界で日々戦い、
成果を求められる私たちにもうなずけるところ大ですね。

私はこの五訓を書き写し、日々見返しています。

◆元2等陸尉 円谷幸吉さん

自衛官アスリートときいてまず頭に浮かぶ名前が
1964東京・男子マラソンで銅メダルを取った
円谷幸吉2陸尉[陸軍中尉]という方は多いのでは?

悲劇的な自決ばかりクローズアップされますが、
初マラソンからわずか7か月でオリンピックのメダルを取った、
わが国を代表する天才アスリートです。

あまり伝えられてませんが、
円谷さんは、マラソンの前に10000メートルにも出場しており、
6位入賞しています。10000メートルでの入賞は戦後初の快挙で、
マラソンの銅メダルとあわせ、当時は「日本の陸上界を救った男」と
いわれました。

本著では、より詳細で正鵠を射た円谷さんのはなしを知ることができます。
この方はまぎれもない陸上の天才です。せっかくの才能を、
自決という形で封じてしまったことがほんとうに残念ですね。

1964東京後の体育学校長に人を得ていたら、この悲劇は起きなかった
でしょう。人事は組織だけでなく人の人生も左右する場合があります。
大事です。

今の体育学校は悲劇から教訓を汲み取っており、
二度とああいうことがおきないよう取り組んでいるそうです。

◆元陸将補 三宅義信さん

東京五輪の金メダリストで、
わが重量挙げの代名詞のような存在です。

2014年に現役復帰され、マスターズ競技会等に出場されてます。
現在も、ご病気と闘いながら
「2020東京五輪を盛り上げるために頑張る」
と日々過ごされているとのことです。

ちなみに今ご活躍中の女子重量挙げ・三宅宏美さんは、
弟・義行さん(元1陸佐 メキシコ五輪重量挙げ銅メダリスト)の
お嬢さんで、義信さんの姪っ子です。

◆2等空曹 谷井孝行さん

競歩でわが国初のメダル(2015年世界選手権 銅メダル)を獲得した
競歩の第一人者。世界選手権で最後まで三位争いをした荒井広宙2等陸曹
とともにリオ五輪への出場が決定。メダル獲得が期待されています。

なぜ競歩に自衛官アスリートが多いのか?
その理由は本著に記されています。

◆近代五種

すでに、リオ五輪代表には三口智也3等陸曹が選出されています。
残り枠は男女各1名。監督は宮ケ原浩1陸尉。
近代五種ファンにとっては懐かしいお名前です。

「いまは選手層が厚くなり、世界と互角に戦える状況にある」
(宮ケ原1尉)(P273)とのことなので、期待したいところです。

なお、リオ最後の切符に最も近いといわれる岩元勝平3等陸曹は、
リオ、東京の2大会連続出場を目指しています。

◆射撃

個人的に、射撃のメダリストで印象が強いのは、
ロス五輪で一番最初の金メダリストになった
蒲池猛夫元2等陸尉です。(ラピッドファイアピストル。
日本最年長金メダリスト(48歳)の記録保持者でもある)

2020東京の金メダル獲得目標達成には、
射撃種目の成績が大きく左右するそうです。

リオには、ライフル射撃の山下敏和1等陸尉と、
森栄太2等空曹の出場が決まっています。

2020東京を目指す選手としては、
清水綾乃2等陸曹(ライフル射撃)
が注目されており、彼女へのインタビュー記事が、
本編には収められています。

日本ライフル射撃協会で射撃班総監督をされている
のが、木場良平3等陸佐です。

この名前を見て、
私と同じく「懐かしい~!!」と思った方は、
木場さんのインタビューが収められている本編を
ぜひお読みください。

ちなみに木場3佐は「リオでのメダルの可能性は高い」
とおっしゃってます。理由を知りたい方もぜひ本著を
お読みください

◆小原日登美1陸尉

2度の引退を含む山あり谷ありの競技人生の集大成として
ロンドン五輪で金メダルを獲得したことで有名な元レスリング
選手です。

本著には、小原さんへのインタビュー記事があります。
その過程を支えたのが体育学校だったことが本当によくわかる
内容で、通り一遍の上っ面をなでたものではない、本音に触れた
記事だから惹き込まれます。

彼女の場合、●●●●がなければ現役復帰できなかったそうです。
「●●●●に救われました」とのことばは重いですね。

知りたい方は本でどうぞ。

◆湯元進一2陸尉

ロンドンで銅メダルを取った元レスリング選手です。
双子のお兄さんとともに五輪に出場したことで知られます。

現役引退後は、幹部候補生学校に入校されました。

今後は指導者への道を歩み、選手育成に関わっていきたい
ということです。

◆井上謙二3陸佐

現在、レスリングフリースタイルの主任コーチをされて
いる井上3佐は、アテネ五輪の銅メダリストです。

大怪我から復活してメダリストになった方で、
苦労人だけにそのことばには含蓄があります。

1961年に創立された自衛隊体育学校は、
いまやわが国アスリート界で注目すべき存在となってますが、
その基礎を築いたのがこの2人です。

この2人のメダルが、体育学校の充実に必要な資源を
導入するトリガーになったからです。

その後も、五輪で自衛官アスリートが活躍する中で、
体育学校の存在は確固たるモノとなってゆき、設備の充実が
図られ、そのおかげでわが国は、一般企業ではとても支援
できない競技でもアスリートを出せるようになっています。

今の時代は競技スポーツが主流で、
体育学校の存在意義を問われているのが現実です。

そんななか、防衛省自衛隊は、
レスリング、ボクシング、柔道、射撃、アーチェリー、
重量挙げ、陸上、水泳、近代五種の9競技について体育学校で
自衛官アスリートの養成を図っているのです。

エンリケ

追伸

「自衛官アスリート列伝」ともいうべきインタビュー集
をぜひ読みたいと思いました。

「指揮官は語る」みたいなものですね。


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