【オリンピック自衛隊】オリンピックを支援した自衛隊の姿をいま

2019年2月6日

こんにちは、エンリケです。
オリンピックと自衛隊
http://okigunnji.com/watanabe/category1/category17/
オリンピックで楽しいな~と感じるのは、
普段見ることができない競技を楽しめる点でしょう。
競歩や馬術、ヨット、バイアスロン、近代五種、十種競技などなど
特に自国開催だと直接見に行けます。
ちなみにわたしは、近代五種を見たいです。
さて、
教訓や警句、ことわざといった寸鉄人を射ることばにはいろいろあります。
たとえば
・物理的な距離は意思の疎通を妨げ、競技運営の円滑化に影響する
 だけでなく、心理的な距離まで広がってしまう。だから、
 共同作戦に当たる際の指揮所は、本部内に置くべし
ということばがあります。
オリンピック支援任務に当たる自衛隊の場合、
各競技の支援隊指揮所は、競技運営本部内になければダメ
ということです。
在沖縄の米海兵隊指揮所は、グアムではなく沖縄に置かれなければ
いけないということばと似ています。
またこういうのもあります。
・自衛隊に支援を依頼する側に、自衛隊を便利屋のごとく思う気持ちが
 あったとしたら勘違いもはなはだしい
最近でいえば、熊本地震に出動した自衛隊に
ゴミ処理をさせた事件がありました。
まさにこの警句の適用対象です。
じつはここで挙げた2つのことば。
渡邉さんの処女作に記載されていることばなんです・・・
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■オリンピック東京大会1964
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わが国がオリンピックをはじめて開催したのは
昭和39年(1964年)の東京大会でした。
考えてみれば大東亜戦争敗戦からわずか19年で、
オリンピックを開催したのです。
焼け野原から19年で、それだけの国力を得ていたのです。
ものすごいことですね。誇らしいです。
東京大会については、いろいろな話が残っていますが、
支援に当たった自衛隊のことを知る人は多くありません。
ところが冷戦崩壊後、
後方支援や兵站への関心を持つ人が多くなり、
それに伴い、さまざまな「舞台裏」への関心が増えてきました。
そんな舞台裏のひとつに
「大きなイベント」
があります。
なかでも
「オリンピック」
の舞台裏は、多くの人が知りたいものとなっています。
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■舞台裏を知る=そこで動く人・組織の能力がわかる
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舞台裏とは、関係者ではないわれわれから見てそうなのであって、
関係者にとっては、実任務であり、実際の仕事です。
仕事の内容=表舞台で動く人を支えること。
であれば、支えることが実任務であり、仕事のすべてなのです。
ですから、舞台裏の仕事の評価は、
単なる感謝だけでなく、仕事の内容に対する妥当な評価でなけりゃいけません。
それこそが舞台裏で仕事をした人たちへの
最高の賞賛であり、自分たちの誇りにつながるものです。
たとえばオリンピックでは、
舞台裏を支えるための支援組織が不可欠です。
国内であまりメジャーではない競技であればあるほど、
支援は困難を極めます。
理解者が少ないから、その世界の常識が通じないケースが多いのです。
おもえば東京大会を支援した自衛隊は、
こういう分野を中心に支援していたような気がします。
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■まとめ
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まあ、簡単に言うと、
現代の国家最大のイベントのひとつ・オリンピックと
自衛隊がいかにかかわったのか?を知ることで、
国防軍事、自衛隊への理解をより深めることができるわけです。
オリンピックについて知らないことは、意外と多いから
一度、軍によるオリンピック支援の実像について、
じっくり見つめなおしてほしいです。
そういうオリンピックの楽しみ方
そういう軍事の楽しみ方
あってもいいんじゃないでしょうか?
以上です
感謝します。
エンリケ
オリンピックと自衛隊
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