メールマガジン「軍事情報」のホームページ

創刊2000年10月のメールマガジン「軍事情報」です。

榊枝閣下の動画(改訂版)

time 2009/06/09

090519の自衛隊ニュースで、
小平学校長兼ねる小平駐屯地司令 榊枝宗男陸将補[陸軍少将]の
将官として初の海外派遣をお伝えしました。(下に添付してます)
記事にもありますとおり、PKOの世界で榊枝閣下は高名な方です。
派遣は先週終了しましたが、
閣下の現地での活動を紹介したTV番組が
ネットで公開されてます。(日テレの24時間ニュースです)
http://www1.ntv.co.jp/news/wmtram/dw/ng.html?m_url=090601005&n_url=136649


想像ですが、閣下はPKOメンターとしてアフリカの上級将校訓練に
あたったのだろうと思います。将軍派遣の意味合いは、それほど大きい
ものです。(メンターについては、下の参考記事でご確認ください)
下の記事にもありますとおり、
メンターと言うことばは、よく耳にする「講師」というニュアンスの
軽いことばではありません。
訓練を受けたアフリカの諸官は、今後のPKO活動にとりくむ中で、
師匠である閣下の教えを忠実に形にしてゆくことでしょう。
その過程で、今回の派遣をきっかけとする新たな国家関係が
生まれるかもしれません。
中には今後、国家指導者になる人が出るかもしれません。
相手にとっては具体的に役に立ち、わが方にも益がある。
素晴らしい「国家資源の投資」であり、国際貢献ですよね。
いったい誰が絵を描いたのか?
聞いてみたいものです。笑
わが自衛隊のPKO派遣を通じて得た資産を、わが国益に活かす。
その意味で、閣下の派遣は想像以上に重要なことと思います。
この種の動画は早く消えるのでお早めにどうぞ。
⇒ http://www1.ntv.co.jp/news/wmtram/dw/ng.html?m_url=090601005&n_url=136649
【参考 090519配信 自衛隊ニュースより】
■榊枝閣下がPKOトレーニングで将官として初の海外派遣へ
PKO:AUに教育訓練…日本が国連と共同で
アフリカ連合主催のPKO訓練に初の将官派遣 防衛
荒木肇先生のメルマガやご著書をお読みの方ならよくご存知でしょうが、
軍の本質は教育にあり、平時の軍は「人を育てる」教育機関そのものです。
優れた軍は、優れた教育機関です。
優れた将校は優れた教育者です。
わが自衛隊も例外ではありません。
上記記事等によれば、
小平学校長兼ねる小平駐屯地司令の榊枝宗男陸将補[陸軍少将]が、
この22日から6月3日にかけてエジプトのPKOセンターに派遣され、
カナダ軍の将軍等とともに、AU(アフリカ連合)が設置を目指す
常設平和維持軍の上級幹部予定者25人に訓練を施すということです。
榊枝閣下は、陸上幕僚監部で国際協力室長を務められたことがあり、
PKOの世界では高名な方と聞いています。
エジプトPKOセンターといえば、
昨年11月に、2名の陸自将校が講師として派遣されています。
そのときの教育内容・姿勢が素晴らしかったということなのでしょう。
(このときの記事は、参考資料として下に添付します)
記事には、役割分担してPKO演習を行い、講師が実体験に基づき指導を
行なうということも書かれていますが、こうした指導を行う講師のことを、
国連等ではメンター(mentor)と呼んでいるようで、このことばは最近よく
耳にします。
知る限りですが、日本語で言われる「講師」という軽い意味合いの言葉で
はありません。
「生徒達の今後の歩みの方向付けをする存在」「成功に導く先達」「師匠」
というニュアンスをもつ、とても重い言葉です。
国際社会がもとめるPKO訓練メンターの任を果たすには、
国は、わが自衛隊から将軍を送ってはじめて可能になる、ということでしょう。
国際社会でのわが将校の活躍が広く伝わり、
わが自衛隊がもつ、教育をはじめとするすばらしい資産・価値が、
ひとりでも多くの国民・世界の人々の心にしみとおるよう望みます。
もしかしたら、わが自衛隊の価値をしらないのは、
戦後日本の空気 だけかもしれませんが、
今回の派遣は、想像以上におおきな一歩となる予感がします。
もちろんいい意味で。
最後になりましたが、
榊枝閣下のご活躍と、それをサポートするご家族、わが自衛隊関係者の方々の
ご健勝を願ってやみません。
【参考】 081125配信 軍事情報「自衛隊ニュース」より
——————————
■エジプトの「PKOセンター」に、わが陸自将校が講師として派遣
防衛省発表によれば、エジプトにある通称「PKOセンター」にわが陸自から
二名の将校が講師として派遣されています。
派遣されているのは次のお二方です。
●高橋 洋二 二等陸佐[陸軍中佐]
高橋2佐の現在の所属は、統幕運用部運用2課国際協力室です。
2佐は22次ゴラン高原派遣輸送隊長のご経験をお持ちです。
●榮村 佳之 二等陸佐[陸軍中佐]
榮村2佐の現在の所属は、中央即応集団国際活動教育隊(駒門駐屯地 隊長
軽部1佐)です。
2佐はイラク復興業務支援隊員のご経験をお持ちです。
・派遣先
アフリカ紛争解決平和維持訓練カイロ地域センター
(CCCPA:Cairo Regional Center for Training on Conflict Resolution
& Peacekeeping in Africa)
・派遣期間
11月21日(出国)~11月30日(帰国)
⇒参加できるものなら参加してご教授を受けたいものですね。笑
わが若手将校のハレの舞台が増えることは、素晴らしいことです。
——————————


その他

英霊来世

メルマガ購読・解除
 

自己紹介

おき軍事

おき軍事

軍事に関する歴史から技術、戦略・指揮統率、こぼれ話、今の自衛隊事情、インテリジェンス、そして軍事英語まで。軍事に関わる全てのことがらをカバーしている日本唯一の無料総合軍事メルマガです。配信はほぼ毎日。 執筆者は、将軍、提督、元米軍士官、軍制史の権威、ベテランライター、インテリジェンスのプロ、防衛問題研究家など。20年の歴史を持つメルマガならではの、他では得られない粒ぞろいの陣容です。 冷戦構造の崩壊を契機に、千年に一度レベルの大激動時代に入った世界でわが国がサバイバルするには、国民レベルで「現代の武」をわきまえておく必要があります。 それに資する情報を無料で伝えています。

作戦司令部の意思決定ー米軍「統合ドクトリン」で勝利するー

日米中激突! 南沙戦争

情報戦と女性スパイーインテリジェンス秘史ー

猫でもわかる防衛論

『日の丸父さん』石原ヒロアキ


「日の丸父さん」(1)
「日の丸父さん」(2)

脚気と軍隊ー陸海軍医団の対立ー

検証 危機の25年ー日本の安全保障を真剣に考えるー

メルマガ登録

ガントリビア99―知られざる銃器と弾薬の秘密―

図解 孫子兵法ー完勝の原理・原則ー

中国戦略”悪”の教科書ー「兵法三十六計」で読み解く対日工作ー

オリンピックと自衛隊 1964-2020

中国が仕掛けるインテリジェンス戦争ー国家戦略に基づく分析ー

「地政学」は殺傷力のある武器である

戦略的インテリジェンス入門ー分析手法の手引きー

新史料による日露戦争陸戦史ー覆される通説ー

大東亜戦争と本土決戦の真実ー日本陸軍はなぜ水際撃滅に帰結したのかー

誰も語らなかった防衛産業

日本人はどのようにして軍隊を作ったのかー安全保障と技術の近代史ー

あなたの習った日本史はもう古い!ー昭和と平成の教科書読み比べー

兵法の天才 楠木正成を読むー河陽兵庫之記 現代語訳ー

インテリジェンス

アーカイブ

あわせて読みたい

あわせて読みたい

人気の検索キーワード

最近検索されたキーワード

カテゴリー

メルマガ購読・解除
軍事情報
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ


「日の丸父さん」(1~12話)
高速バスの予約 icon