大東亞戦争 本土決戦 水際撃滅 帝国陸軍 家村和幸

2019年2月6日

【家村和幸】大東亜戦争・本土決戦の覚悟と「水際配備」への転換[桜H27/7/1]

濱口和久さんが司会を務める番組「今日の自衛隊」(H27.7.1)に、家村和幸さんが出演されました。

ご覧いただければわかりますが、
弊メルマガについても言及いただいています!
とてもうれしかったです。

本土決戦準備については、観念論、イデオロギー論ばかりで
聞くに堪えない話が多いのですが、本著を読むと、再終末期の帝国陸軍が
抱えていた苦悩の実態がよくわかります。

私個人は、本著を通じ多くのものを得ることができています。
たとえば、

1. 先帝陛下のご聖断に至る歴史の背景にあったもの
2.阿南陸相は、なぜ停戦詔勅発令日に自刃したか?
なぜ自らを罪人として裁く形を取ったのか?
3.真崎甚三郎大将は、なぜかくも悪人として扱われてきたか?
4.真崎大将が2・26事件を受けて発した言葉は、巷で伝えられている内容ではなかった

などです。

最後の陸相下村陸軍大将は、S20.11.28の帝国議会で陸軍の解体を明言しましたが、
この事情も、本著を読む中で見えてくるものがあるはずです。

終戦70周年記念出版! 元陸自2佐「戦術教官」が明かす終戦秘話!
『大東亜戦争と本土決戦の真実─日本陸軍はなぜ水際撃滅(すいさいげきめつ)に帰結したのか─』

家村和幸著
260ページ
定価1600円+税
並木書房

最終章がいいですね。単なる愚痴でもなければ礼賛でもない。
誠に宜しきを得た視座からの記述に感銘を受けています。
大東亞戦争敗戦70年を迎えるこの夏。
日本人のあなたに、ぜひ読んでほしい一冊です。
http://okigunnji.com/url/vqdc6zin/
※いい本です。

エンリケ