メールマガジン「軍事情報」のホームページ

創刊2000年10月のメールマガジン「軍事情報」です。

イラン軍事に関する情報資料

time 2007/11/24

イランの対外関連報道は既に広く報道されており、2005年10月、米下院軍事委員会の公聴会で複数の専門家が様々な懸念材料が指摘していました。
Bill Gertz, “Iranian militants in power stir fears,
” _The Washington Times_, 14 Oct 2005,
< http://www.washtimes.com/national/20051013-114716-3258r_page2.htm >
(19 Oct 2005).


さらにイランは、特殊部隊が運用するミゼット潜水艦の建造も進めています。
同国の国営メディアは2005年5月10日、ミゼット潜水艦を「多数建造中」である 、と報じていました。
JimSantos,
“Iran Starts Making Midget Submarines,” _Reuters_,10 May 2005
< http://www.dolphinsubvets.com/modules.php?name=News&file=article&sid=129 >(3 Aug 2005).
海上交通への影響を及ぼすものとしては、機雷戦能力も開発しており、湾岸地域の石油供給への脅威となる可能性があるとされています 。
Gertz,op.cit.
さて、イランは新たな「兵器システム」導入を試みている「可能性」があります。
ウクライナは2000年3月、イランにイルカを輸出しているが、これらのイルカは艦船の破壊や機雷敷設に訓練されたものであり、トレーナーも同行して飼育施設で働くことになっています 。
Askold Krushelnycky and Charles Recknagel,
“Ukraine: Purpose of Iranís Dolphin Purchase Unclear ”,_Radio
Free Europe / Radio Liberty_, 15 March 2000,
< http://www.eurocbc.org/page852.html > (11 June 2005).
 トレーナーのボリス・ズリドは旧ソ連で最も有名な海洋生物学者であり、同人の研究のほとんどはイルカを艦船の破壊や機雷敷設(sabotaging ships and laying mines)のために訓練することでした。なお旧ソ連軍も米国同様に、イルカを人員殺傷用にも訓練していました。
本事案の背景には、ウクライナとロシアとの間の黒海艦隊問題も背景にあったでしょう。もっとも本事案を補強する資料は、小生は寡聞にして存じません。
是非とも皆様方の御意見を頂戴いたしたく思います。
イランを極悪国の如く述べましたが、イラン周辺の状況は、同国の責任ある担当者であれば誠に憂慮する事態です。
諸外国軍のプレゼンス、就中米国、イスラム教国でありながらシーア派ペルシャ民族たるイランを警戒するサウジアラビア(イラ・イラ戦争でイラクを支援、対イラン運用の可能性があるCSS-2の保有等)、スンニ派であって核を保有し、潜在的紛争要件を抱えるパキスタン、そしてイスラエルが存在、等々です。
↓はイランの核開発が諸外国に与える影響を分析した資料(米中心)ですが、
その背景の理解に資することが大であると存じます。
J U D I T H S . Y A P H E a n d C H A R L E S D . L U T E
S,”Implications of a Nuclear-Armed Iran,”
< http://www.ndu.edu/inss/mcnair/mcnair69/McNairPDF.pdf >
(製パン居士さま)


down

コメントする




CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

その他

英霊来世

メルマガ購読・解除
 

自己紹介

おき軍事

おき軍事

軍事に関する歴史から技術、戦略・指揮統率、こぼれ話、今の自衛隊事情、インテリジェンス、そして軍事英語まで。軍事に関わる全てのことがらをカバーしている日本唯一の無料総合軍事メルマガです。配信はほぼ毎日。 執筆者は、将軍、提督、元米軍士官、軍制史の権威、ベテランライター、インテリジェンスのプロ、防衛問題研究家など。20年の歴史を持つメルマガならではの、他では得られない粒ぞろいの陣容です。 冷戦構造の崩壊を契機に、千年に一度レベルの大激動時代に入った世界でわが国がサバイバルするには、国民レベルで「現代の武」をわきまえておく必要があります。 それに資する情報を無料で伝えています。

作戦司令部の意思決定ー米軍「統合ドクトリン」で勝利するー

日米中激突! 南沙戦争

情報戦と女性スパイーインテリジェンス秘史ー

猫でもわかる防衛論

『日の丸父さん』石原ヒロアキ


「日の丸父さん」(1)
「日の丸父さん」(2)

脚気と軍隊ー陸海軍医団の対立ー

検証 危機の25年ー日本の安全保障を真剣に考えるー

メルマガ登録

ガントリビア99―知られざる銃器と弾薬の秘密―

図解 孫子兵法ー完勝の原理・原則ー

中国戦略”悪”の教科書ー「兵法三十六計」で読み解く対日工作ー

オリンピックと自衛隊 1964-2020

中国が仕掛けるインテリジェンス戦争ー国家戦略に基づく分析ー

「地政学」は殺傷力のある武器である

戦略的インテリジェンス入門ー分析手法の手引きー

新史料による日露戦争陸戦史ー覆される通説ー

大東亜戦争と本土決戦の真実ー日本陸軍はなぜ水際撃滅に帰結したのかー

誰も語らなかった防衛産業

日本人はどのようにして軍隊を作ったのかー安全保障と技術の近代史ー

あなたの習った日本史はもう古い!ー昭和と平成の教科書読み比べー

兵法の天才 楠木正成を読むー河陽兵庫之記 現代語訳ー

インテリジェンス

アーカイブ

あわせて読みたい

あわせて読みたい

人気の検索キーワード

最近検索されたキーワード

カテゴリー

メルマガ購読・解除
軍事情報
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ


「日の丸父さん」(1~12話)
高速バスの予約 icon