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レックスとマイクの名コンビ━━ソルジャードッグ(2)

公開日: : 最終更新日:2014/06/06 加藤喬, 短期連載 ソルジャードッグ , , ,

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軍事情報短期連載 
「レックスとマイクの名コンビ━━ソルジャードッグ(2)」
  加藤喬(Takashi Kato)
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『レックス』の翻訳を通じ戦場で助け合うヒトと犬の絆がいかに深いかを感じるようになりました。

 犬の嗅覚に自らの命を託し、部隊の先頭で歩いて仕掛け爆弾を探し出すのが軍用犬チームの任務。敵の狙撃に四六時中全身をさらす恐怖は想像を絶します。

 しかも固唾を呑んで見つめる仲間からのプレッシャーとの板挟み。すくんだ足を一歩踏み出すにも鉄の精神力が必要です。

 このハイテク時代にあって人と犬のパートナーシップには、職人気質(craftsmanship)が脈々と流れています。何しろ生きものが相手です。思うような効果が上がらないからといって機械やコンピューターのように部品を交換したりソフトを書き換えたりするようなわけにはいきません。

 米軍は軍用犬チームをいかに運用するのが一番効率的かを、戦地での試行錯誤を通し、再び一から考え出さなければならなかったのです。

 今回のビデオで『レックス』の著者、マイク・ダウリング元海兵隊軍曹 (a former Marine sergeant) がその点をインタビューで答えています。

 彼とレックスがイラクに赴いた2004年当時、軍用犬はベトナム戦争以来30年間実戦に投入されたことがありませんでした。ですから、チームが支援する歩兵部隊(infantry unit)との訓練も米国ではいっさい行なわれていなかったのです。

 マイクとレックスのコンビが任務の中で、軍用犬チームをどのように部隊に組み込み活用するかを編み出していったのです。

「まえがき」に出てくるレックスは、銃撃戦や仕掛け爆弾の爆発が予想される任務でも防弾チョッキ(body-armor)をつけていません。

 しかし、後半の写真を見ると犬用防弾チョッキをつけている様子が紹介されています。

 ヒトと軍用犬の運用方法の進化がわかるあたりにも『レックス』の面白さがあります。

基本語彙(カタカナ表示は大ざっぱなものです)

Deploy(ディプロイ)展開する 配備する 配置につく 派兵する
IED(アイ イー ディー)簡易爆弾 仕掛け爆弾
Figure out(フィギャー アウト)解決法を考えだす
Guinea pig(ギニー ピッグ)モルモット 実験台 実験材料

シナリオ(カウンターを00:19に合わせてください)T

Take us back to 2004 when you and Rex first deployed. What made it so special?

(あなたとレックスが最初に派兵された2004年に戻ってください。この派兵はなにが特別だったんですか?)

Back in 2004, I was one of the 12 working dog team in the Marine Corps that wanted to be in the front line of Iraq for helping search for IEDs.

(2004年当時、私は仕掛け爆弾捜索でイラクの前線行きを志願した12の海兵隊軍用犬チームの1つでした)

We were imbedded in the infantry units all over the country and it has not been done for about 30 years since Vietnam.

(イラク全土に展開するいろいろな海兵隊歩兵部隊に同行したんですが、これはベトナム戦争以来約30年間なかったことです)

And the thing was that we have not been trained with any of the infantry prior to deploying.

(問題は派兵前、どの歩兵部隊とも一緒に訓練していなかったということです)

So we were trying to figure out for future military working dog teams. We were a kind of guinea pigs.

(あとに続く軍用犬チームのために、運用法を考えだして行ったわけです。言ってみればモルモットのようなものでした)

英語一言アドバイス:

figure out は「解決法を考え出す」「見つけ出す」という意味です。使い方は find と同じですが、「いろいろ考えたり計算したりして」という意味合いが強くなります。ですから、あることを理解するのに長い時間がかかった、という場合などに使うとピッタリの表現です。

It took me 10 years after college to figure out what I really wanted to do.

(なにが本当にやりたいのか分かるのに大学を出てから10年かかった)

動画サイト:
http://www.youtube.com/watch?v=6pIJDbrKRpM

参考サイト:
マイクダウリング氏Facebook
https://www.facebook.com/mikedowling?fref=ts

参考サイト:
著者のメルマガ「もしも、の英会話入門:軍隊式英会話術」
http://archive.mag2.com/0000229939/index.html

加藤喬(たかし)

追伸:いよいよ私が翻訳しました『レックス 戦場をかける犬』の出版が秒読みとなりました。発売は9月下旬です。乞うご期待!
●●
https://www.facebook.com/takashi.kato.71465572?fref=ts

加藤さんの新刊『レックス 戦場をかける犬』予約受付開始しました。
詳細は並木書房HPをご覧ください。
http://www.namiki-shobo.co.jp/

●著者略歴

加藤 喬(かとう・たかし)
米国防総省外国語学校日本語学部准教授。元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。カリフォルニア州立短大ラッセン・カレッジ、アラスカ州立大学フェアバンクス校で学ぶ。88年空挺学校を卒業。91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。カリフォルニア陸軍州兵部隊第223語学情報大隊中隊長をへて、現職。著書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT ある“日本製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)、『名誉除隊』『加藤大尉の英語ブートキャンプ』(いずれも並木書房)がある。現在メルマガ「軍隊式英会話術」を配信中。

追伸:「軍用犬レックス」翻訳完了! 日本語版は並木書房より10月刊行予定。乞うご期待!
https://www.facebook.com/takashi.kato.71465572?fref=ts

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