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軍事情報 (辞表提出を拒否した田母神氏) 

time 2008/11/04

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 軍事情報  (辞表提出を拒否した田母神氏)        11,751部
                      平成20年(2008年)11月4日
┏【目次】─────────────────────────────☆
┃  ☆ 「辞表提出を拒否した田母神氏」(花岡信昭メールマガジンより)
┃  ☆ 発行 おきらく軍事研究会
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
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取材・インタビュー・原稿作成・webコンテンツ用テキスト文作成・自費出版の
原稿作成支援およびアドバイス・その他《書く》ことに附帯する一切の業務に
ついて執筆活動を展開しております。     ライター・平藤清刀
E-mail hirafuji@mbr.nifty.com
WEB http://homepage2.nifty.com/hirayan/
――――――――――――――――――――――――――――――――
平藤さんは、私エンリケがもっとも信頼するプロのライターです。
年間三十日の訓練に出頭する、即応予備自衛官でもいらっしゃいます。
ライター経験はすでに十六年を超え、雑誌「サピオ」への寄稿やご著作
『予備自衛官になる本』、弊メルマガ連載『ひらやんのブツクサ独り言』
など、さまざまな媒体での実績をお持ちです。(エンリケ)
こんにちは! エンリケ航海王子です。
本日配信の「花岡信昭メールマガジン645号」で、田母神退役空将の件が
記者会見の内容とともに紹介されてました。
http://www.melma.com/backnumber_142868_4278431/
国家中枢部の実像をよくご存知の花岡さんの視点も、非常に参考になります。
以下、花岡さんのメルマガから転載しますので、ぜひお読みください。
田母神さんには、こころからねぎらいの言葉を差し上げたいと存じます。
長い間、ありがとうございました。
(エンリケ航海王子)
前空幕長・田母神退役空将の論文「日本は侵略国家であったのか」
以下でDLできます。
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf


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◎◎◎ 辞表提出を拒否した田母神氏 ◎◎◎
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<<辞表提出を拒否した田母神氏>>
空幕長を解任された田母神俊雄氏は、辞表を提出しなかった。
その結果、定年退職扱いとなった。これでいい。辞表を提出しなかったところ
に大きな意味がある。
田母神氏は60歳。空幕長解任によって、空将の定年にあてはまることになり、
防衛省はこれを適用した。
防衛省としては、懲戒処分も検討したというが、田母神氏が事情聴取を拒否した。
これはこれで防衛省の立場をおもんばかったものだ。
懲戒処分となると、いったいどういう理由をつけたらいいのか、防衛省も頭を
悩ますところだった。論文募集に応じたことを官房長に文書で報告していなか
ったため、内規違反の適用も検討したようだが、となると、省内の士気低下と
いった副作用を招きかねない。
論文が機密漏洩にあたるという解釈も難しい。事情聴取して田母神氏が堂々と
反論したら、これまた対応は難しくなる。
知恵者はいるもので、定年退職の適用に落ち着いた。防衛省としてはこれで
スピーディーな処理ができることになる。
田母神氏は記者会見で「日本もそろそろ自由に発言できる時期になったと思った
私の判断が誤っていたかもしれない」と述べた。
そこは当方も同じ認識だ。「村山談話」はあの当時の政治的判断を踏まえて
出されたものだ。こういう内容にしなければ、中国、韓国がおさまらなかった。
それがいまだに呪縛として残っていたわけだが、いま、村山談話の内容を変更
するだけの政治的余裕は麻生政権にはない。それだけのエネルギーはとてもで
はないが、持ち得ない。
したがって、本音で言えば、多くの保守政治家は「あの戦争は100%侵略戦
争だった」とは思っていない。麻生首相も浜田防衛相もそうだと思う。しかし、
表でそのことを言うわけにはいかない。
「田母神論文」には、いくつかの歴史の事実関係で異論を持つ向きもある。
それはそれでいい。だが、個々の記述の是非にとらわれていたら、「田母神論
文」が提起した大きなテーマを見失うことになる。
辞めてから発言すればよかった、という指摘もあるが、現職の空幕長だったか
らこそ、これだけの反響を呼んだのである。OBの立場になってからの発言と
は影響力が違う。
野党は田母神氏を国会招致する方針だという。審議引き延ばしの批判をかわす
格好の材料となった。
それもいい。田母神氏は国会の場で野党議員をこてんぱんにやっつけてほしい。
いずれが「国家・国民」を大切に思っているか、国民の前に明らかになる。
以下、田母神氏の記者会見についての産経ネット配信記事。
民間懸賞論文に政府見解とは異なる歴史認識を主張する内容を発表して航空幕
僚長を解任された田母神俊雄氏が3日夜、時事通信社(東京・東銀座)会議室
で記者会見を行い、「一言も反論できないなら北朝鮮と同じだ」などと語った。
詳細は以下のとおり。
【冒頭発言】
このほど自衛隊を退職するにあたって一言所感を申し上げます。私は10月
31日付で航空幕僚長を解任され、11月3日付で自衛官の身分を失うことに
なりました。自衛隊に勤務して37年7カ月、防衛大学校から数えれば通算
41年7カ月になります。自衛隊関係者や国民の皆様方の支えがあって今日ま
で勤め上げることができました。感謝に堪えません、誠にありがとうございま
した。
解任の理由は、私が民間の懸賞論文に応募したその内容が「政府見解と異なっ
て不適切である」というものでした。しかし、私は国家国民のためという信念
に従って書いたもので、自ら辞表の提出は致しておりません。その結果、解任
という事態となりましたことは自衛隊とともに歩んでまいりました私にとりま
して断腸の思いであります。もとより私にとって今回のことが政治に利用され
るのは本意ではありません。また、航空自衛官、ひいては自衛隊全体の名誉が
汚されることを何よりも心配致しております。
私は常々、「志は高く熱く燃える」ということを指導してまいりました。志が
高いということは自分のことよりも国家や国民のことを優先するということで
す。熱く燃えるということは、任務遂行にあたりいかなる困難に突き当たろう
とも決してあきらめないということです。論文に書きましたように、日本は
古い歴史と優れた伝統を持つすばらしい国家です。決して「侵略国家」ではあ
りません。しかし、戦後教育による「侵略国家」という呪縛(じゆばく)が
国民の自信を喪失させるとともに、自衛隊の士気を低下させ、従って国家安全
保障体制を損ねております。
日本の自衛隊ほどシビリアンコントロール(文民統制)が徹底している「軍隊」
は世界にありません。私の解任で、自衛官の発言が困難になったり、議論が収
縮したりするのではなく、むしろこれを契機に歴史認識と国家・国防のあり方
について率直で活発な議論が巻き起こることを日本のために心から願っており
ます。
(質疑応答)
【論文を書いた理由】
--(論文は)持論ということだが、政府見解と異なる歴史認識の論文を現役
のこの時期に書いた理由は何か
「私が常々考えていたことでありますけれども、日本が21世紀に国家として
発展してゆくためには、この自虐史観、そういった歴史観から解放されないと、
日本のいろんな政策に影響が出て、なかなか国とした、いわゆる日本が自主的
に判断する政策がやりにくいのではないか、と常々思っていまして。日本が悪
い国だと、日本のやってきたことはみな間違っていたと、いったことが修正さ
れる必要があるのではないか、と思います」
--現役をおやめになって発言されるのは比較的自由だと思うが、どうして現
役の今、書かれたのか
「私、実は、これほどですね、大騒ぎになるとは予測していませんでした。
もうそろそろ日本も自由に発言できる時期になったのではないのか、という私
の判断がひょっとしたら誤っていたかもしれません」
--きょう記者会見を開いた理由は?
「みなさんの一部から私に電話があって、ぜひやってくれという話があったか
らであります」
【解任について】
--解任され、任半ばでおやめになることで無念なことは何か
「日本はまさにシビリアンコントロールの国でありますから、大臣が適切でな
いと判断して、やめろということであればそれは当然のことであるというふう
に思います。結果が出たことについて、無念とかそういうことを考えていると
次に前進ができないので、これは気持ちを切り替えて次、またどうしたらいい
かということを考えていきたいというふうに思っています」
--後輩の自衛官に言い残すことはないか
「これは私がずっといってきたことですが、われわれは国家の最後の大黒柱で
ある。従って、志を高くもって、どんな困難があっても常に情熱を燃やし続け
る、と。志が高いということは、さっきいったように、自分のことより、国家
や国民のためを常に優先した言動をとる必要があるというふうに思います」
【論文の内容】
--論文の内容については、今も変わらないか
「内容については誤っていると思いません」
--論文を拝読して、市販の雑誌から引用が多い。田母神さんご自身が発見さ
れたことはほとんどないと思うが
「それはおっしゃるとおりで、私自身が歴史を研究してというより、いろんな
研究家の書かれたものを読んで勉強して、それらについて意見をまとめるとい
うことであります。なかなか現職で歴史そのものを深く分析する時間はなかな
かつくれないと思います」
--さきほどこれほど大騒ぎになるとは予測しなかったとおっしゃったが、そ
れは論文がこれほど読まれることはないだろう、という意味なのか、内容につ
いて国家が受け入れるようになると思われたのか
「後者の方です。日本の国がいわゆる言論の、どちらかというと日本の国は日
本のことを守る、親日的な言論は比較的制約されてきたのではないかと思いま
す。で、日本のことを悪くいう自由は無限に認められてきたのではないか。
しかし、その状況が最近変わってきたのではないか、という風に判断をしてお
りました」
--懸賞論文が広く皆が読むということになるとはご承知の上でしたか
「そういう風になることは当初は、まったくしりませんでした。ただの普通の
懸賞論文として」
--APA(懸賞論文の主催者)側はそういうことは言わなかったのか。
「ぜんぜん」
--公表されるとは思わなかった
「優秀な論文はAPAが出しているアップルタウンという雑誌に発表されると
いうことは知っていた。まさか、私が優秀論文に入賞するとは夢にも思ってい
ませんでした」
以上、産経配信記事。
(花岡信昭メールマガジン645号より転載。
http://www.melma.com/backnumber_142868_4278431/ )
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