秘密戦争の司令官オバマ CIAと特殊部隊の隠された戦争

2019年2月6日

こんにちは。エンリケです。
木曜日にお届けしている短期連載の著者、菅原出さんの新刊

秘密戦争の司令官オバマ

は、一期目のオバマ政権が行った「軍事戦略」「秘密諜報活動」を
詳細にレビューする中で、
オバマの戦争の実像とはなんなのだろうか?
との問いに答えを導き出す試みです。

「軍事」「インテリジェンス」「無極化する世界と米の衰退」
という三つの側面から、アフガン・パキスタンひいては中東の現状・今の戦争を
見る視座を与えてくれます。
この本最大の特徴は
「現地取材ルポと公開情報分析をハイブリッドさせた内容」
という点にあります。そのため、読むものを飽きさせません。
著者が最も得意とする手法でありましょう。
・表面に出てこない「ホンネの」国際情勢を知りたい、楽しみたい。
・現実ほど面白いものはない。
・アフガン・パキスタン、ひいては中東情勢の今後を見極めたい。
・軍と情報機関の共同作戦に関心がある
・イスラム原理主義テロ組織の動向に関心がある
・今の戦争とは何か?
と思っているあなたにピッタリの一冊と言えます。
この本の目次を紹介します。
●目次
プロローグ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
 オサマ・ビン・ラディン殺害の現場へ・・・・・・・・・・・・・・・・9
 秘密戦争をエスカレートさせたオバマ・・・・・・・・・・・・・・・・11
第1章 オサマ・ビン・ラディン暗殺作戦・・・・・・・・・・・・・・・14
 歴史に残るオバマ大統領のスピーチ・・・・・・・・・・・・・・・・・14
 CIAの狙いはビン・ラディンの「クーリエ」・・・・・・・・・・・・16
 CIAの「拷問」が決定的なインテリジェンスをもたらした・・・・・・18
 アボタバードの豪邸に住む正体不明の男性・・・・・・・・・・・・・・20
 四つの軍事オプション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
 特殊部隊シールズの攻撃計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
 「ネプチューンの槍」作戦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
 米・パ関係を根底から崩した一大事件・・・・・・・・・・・・・・・・32
第2章 バラク・オバマの「選択の戦争」・・・・・・・・・・・・・・・34
 イラクは「間違った戦争」で、アフガンは「正しい戦争」・・・・・・・34
 楽観論を捨てたマクリスタル司令官の調査チーム・・・・・・・・・・・36
 マクリスタル報告書とアフガン増派をめぐる大論争・・・・・・・・・・39
 COIN作戦に懐疑的だったオバマ大統領・・・・・・・・・・・・・・42
 狙いをアルカイダだけに絞った理由・・・・・・・・・・・・・・・・・44
 なぜ増派宣言と同時に撤退期限を明らかにしたのか?・・・・・・・・・45
 机上では「よくできていた」アフガン戦略・・・・・・・・・・・・・・51
 アフガン戦争はオバマの「選択の戦争」になった・・・・・・・・・・・55
第3章 出ばなを挫かれたオバマ政権・・・・・・・・・・・・・・・・・57
 テロリストの勝利の瞬間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57
 自爆テロリストの正体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60
 「正確な情報」を送ったヨルダン人スパイ・・・・・・・・・・・・・・62
 「ザワヒリ情報」の誘惑に負けたCIA・・・・・・・・・・・・・・・65
 「何もかもが例外だった」バラウィ受け入れ作戦・・・・・・・・・・・68
 「本当の戦争」を思い知らされたオバマ政権・・・・・・・・・・・・・71
 カルザイ大統領の反乱・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72
 アイケンベリー大使とマクリスタル司令官の対立・・・・・・・・・・・74
 カルザイ・ファミリーに屈したオバマ・・・・・・・・・・・・・・・・76
 「カンダハルのアル・カポネ」とCIA・・・・・・・・・・・・・・・79
 解任されたマクリスタル駐アフガン米司令官・・・・・・・・・・・・・82
 「裏切られた」マクリスタル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・86
第4章 迷走するオバマの戦争・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
 「リベンジ」に燃えたCIA・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
 テロ首謀者を殺害し復讐を成し遂げたCIA・・・・・・・・・・・・・92
 パキスタンで展開された目に見えない戦争・・・・・・・・・・・・・・94
 ウィキリークスが暴露した特殊部隊の急襲作戦・・・・・・・・・・・・97
 カルザイ大統領の米国批判と激怒したペトレイアス司令官・・・・・・・101
 アフガン戦略「第一フェーズ成功」は本当か?・・・・・・・・・・・・104
 カルザイ大統領の警備車両は五八台・・・・・・・・・・・・・・・・・106
 軍と文民活動はバラバラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・109
 「米軍は拠点を築いているだけ」・・・・・・・・・・・・・・・・・・113
 アフガン治安機関の訓練はうまくいかない・・・・・・・・・・・・・・115
 「問題はパキスタンだ」の論調強まる・・・・・・・・・・・・・・・・117
第5章 CIA対ISIの秘密諜報戦争・・・・・・・・・・・・・・・・120
 ハリウッド映画顔負けのストリート・バイオレンス・・・・・・・・・・120
 謎多きラホール事件とレイモンド・デービス・・・・・・・・・・・・・122
 暴かれたレイモンド・デービスの正体・・・・・・・・・・・・・・・・124
 CIAとISIの諜報戦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・128
 ねじれた関係に駄目押しとなったビン・ラディン殺害作戦・・・・・・・131
 「ビン・ラディン殺害」というショック療法に期待したオバマ政権・・・133
 対テロ戦争で「変質」したパキスタン社会・・・・・・・・・・・・・・136
 崩れる米国との同盟関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・141
 中国の驚異的な進出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・144
 厳戒の町ペシャワール訪問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・148
 パキスタンに最大限の圧力をかけたマレン議長の爆弾発言・・・・・・・154
 米陰謀論を捲し立てたグル元ISI長官・・・・・・・・・・・・・・・157
 埋めがたい米・パ間の認識の乖離・・・・・・・・・・・・・・・・・・162
第6章 戦略転換と秘密作戦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・165
 新アフガン戦略の「目標達成」を宣言したオバマ大統領・・・・・・・・165
 「大事なのは米国自身のネーション・ビルディング」・・・・・・・・・167
 再び先鋭化した「増派」論議の時の対立軸・・・・・・・・・・・・・・169
 「アフガン・グッド・イナフ」チーム・・・・・・・・・・・・・・・・172
 政権内の世代交代と力を持つ「オバミアン」・・・・・・・・・・・・・174
 アフガン戦争は「CIAの戦争だ」・・・・・・・・・・・・・・・・・178
 一〇年間で三千名を殺害したCIA・・・・・・・・・・・・・・・・・180
 拡大する無人機による暗殺作戦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・185
 CIAと軍特殊部隊の新たな統合・・・・・・・・・・・・・・・・・・187
 米軍は二〇一三年末までに戦闘任務を終了・・・・・・・・・・・・・・191
 特殊部隊中心の「支援任務」に移行・・・・・・・・・・・・・・・・・194
 英メディアが報じたNATO軍の秘密報告書・・・・・・・・・・・・・196
 現役の米軍中佐による内部告発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・200
第7章 偽りのサクセス・ストーリー・・・・・・・・・・・・・・・・・204
 オバマはなぜアフガンを電撃訪問したのか?・・・・・・・・・・・・・204
 再選キャンペーンで美化されたビン・ラディン殺害作戦・・・・・・・・208
 現実と乖離する「サクセス・ストーリー」・・・・・・・・・・・・・・211
 「オバマは無人機戦士だ」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・217
 イランを狙ったサイバー攻撃は米・イスラエル共同作戦だった・・・・・219
 限界まで強化されたカブールのセキュリティ・・・・・・・・・・・・・222
 「我が国は再び破壊し尽くされる・・・」・・・・・・・・・・・・・・227
 アフガン部隊に引き渡された基地がタリバンに取られる・・・・・・・・232
 「米国は腐敗した政権をアフガニスタンに押し付けた」・・・・・・・・235
 「持たざる者」の逆襲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・237
 「米国がもたらしたのは”弾丸”と”血”だけだ」・・・・・・・・・・241
エピローグ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・247
 難航必至の「米・アフガニスタン安保条約」・・・・・・・・・・・・・247
 特殊部隊と諜報機関をさらに増強・・・・・・・・・・・・・・・・・・249
主な参考文献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・252
あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・260
いかがでしょうか?
21世紀の戦争の方向性をつかめる内容と思いませんか?
秘密戦争の司令官オバマ
知的好奇心を刺激する好著です。
お求めはこちらでどうぞ。
(エンリケ)
追伸
同著は、日経ビジネスオンラインでも紹介されました。(2013年1月17日)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20130115/242287/?ST=world&rt=nocnt

米国軍隊、警察、特殊部隊、米国政府機関で正式に採用されている科学的護身術~コンバット・ファイティング

世界で最も進んだ米軍の「ただ純粋に強くなるため」の秘密ノウハウを公開!