陸上自衛隊第2師団

2019年2月6日


平成21年度作成の、第2師団の活動紹介ビデオです。
 第2師団は北部方面総監の隷下にあり、旭川に司令部を置く。陸上自衛隊の中でも精鋭として知られ、最新鋭の装備を有し、旭川・名寄・遠軽・留萌・上富良野に駐屯し、郷土の防衛を全うするため日夜訓練に励んでいる。また新たな任務として海外における国際平和協力活動でも活躍中。
第2師団の編成
第2師団は、中核となる師団長と師団司令部(旭川)、師団司令部付隊及び以下14個の指揮隷下部隊が、旭川、名寄、遠軽、上富良野、留萌の5個駐屯地に展開しています。
旭川駐屯地:第2特科(砲兵)連隊、第2後方支援(輜重兵)連隊、第2高射特科(高射砲兵)大隊、第2施設(工兵)大隊、第2通信大隊、第2飛行隊、第2化学防護隊、第2音楽隊
名寄駐屯地:第3普通科(歩兵)連隊、第2偵察隊
遠軽駐屯地:第25普通科(歩兵)連隊
上富良野駐屯地:第2戦車連隊、対舟艇対戦車第2中隊
留萌駐屯地:第26普通科(歩兵)連隊
【参考】
帝国陸軍で北海道の防衛警備を担当したのは、旭川7師団であった。
帝国陸軍第2師団は、明治21年(1888年)5月14日に設立された仙台鎮台を前身とする帝国陸軍で最も古い師団のひとつであった。編成地は仙台。わが主要な戦争に参加した。
初代師団長は最後の仙台鎮台司令官・佐久間左馬太中将。創設時の隷下連隊は仙台歩兵第4連隊、青森歩兵第5連隊、新発田歩兵第16連隊、仙台歩兵第17連隊(後、秋田に移る)。
日清戦争では威海衛攻略に参加。日露戦争では第1軍(司令官:黒木為楨大将)隷下で九連城攻撃・遼陽会戦・沙河会戦・奉天会戦に参加。遼陽会戦では弓張嶺の夜襲と呼ばれる師団規模の夜襲を敢行。以後2師団は「夜襲の仙台師団」の異名を取った。
昭和6年(1931年)から満州に駐屯し、以後満州事変・盧溝橋事件に参加。支那事変ではチャハル作戦・徐州会戦にあたる。
大東亜戦争では南方に投入され、緒戦は蘭印で快勝するがガダルカナルでは7000名を越す損害を出す。その後マレー・シンガポール方面の警備を担当、昭和19年(1944年)からはビルマ戦線に参戦した。