「使いまわされた情報(Circular reporting)」 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(31)
前回までのあらすじ
前回、ウィロビーの著作やマッカーサーの議会証言は主観的で信憑性に欠ける部分が多く、史料的に問題がある旨を指摘し、具体的にどういった点が信頼できないのであろうかという点を考察した。
「外国の意図をあ ...
信頼感に欠ける著作・議会証言 (長南政義) 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(30)
前回までのあらすじ
前回、ウィロビーが抱いていた「中国人が劣悪な戦闘能力しか有しない」という偏見がどのようにして形成されたのかについて分析した。
ウィロビーは米陸軍指揮幕僚学校の教官時代の間に研究した日中戦争研究を基礎 ...
「ウィロビーの対中観」 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(29)
From:長南政義
件名:ウィロビーの対中観
2012年(平成24年)9月20日(木)
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ウィロビーの反共主義的政治観 (長南政義)
From:長南政義
件名:ウィロビーの反共主義的政治観
2012年(平成24年)9月13日(木)
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名外交官ジョン・ムチオの警告–朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(27)
From:長南政義
件名:名外交官ジョン・ムチオの警告
2012年(平成24年)9月6日(木)
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「ウィロビーの経歴」—朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(26)
From:長南政義
件名:ウィロビーの経歴
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軍事情報特別連載 戦史に見るインテリジ ...
第二次世界大戦におけるウィロビーの活躍
From:長南政義
件名:第二次世界大戦におけるウィロビーの活躍
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軍事情報特別連載 ...
「謎に包まれたウィロビーの出自」–朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(24)
From:長南政義
件名:謎に包まれたウィロビーの出自
□はじめに
7月28日、株式会社並木書房会長 奈須田敬先生がご逝去なされました。
奈須田先生は、1976年の創刊から2011年3月号をもって ...
「マッカーサー執務室を見学」–朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(23)
From:長南政義
件名:マッカーサー執務室を見学
□はじめに
こんにちは。長南です。
梅雨もあけましていよいよ夏本番となりました。
先週、約10年ぶりに限定公開された東京日比谷の第一生命保険株 ...
朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(22)
From:長南政義
2012年(平成24年)7月19日(木)
□はじめに
前回、朝鮮戦争当時のマッカーサーの対中戦略に関し、
ソ連からの援助に頼る中国に対しても、第二次世界大戦でマッカーサーが ...
軍事情報特別連載 朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(21)
From:長南政義
2012年(平成24年)7月12日(木)
□はじめに
本連載の第三回で、1950年のマッカーサー率いる極東軍司令部に
おいて発生した情報の失敗の原因が三つあることを指摘した。 ...
朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北(21)~
□はじめに
本連載の第三回で、1950年のマッカーサー率いる極東軍司令部において発生した情報の失敗の原因が三つあることを指摘した。
そのうちの(1)予測分析の問題、(2)制度的機能不全の問題の二つまでを前回までの連載 ...
朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(20)
□はじめに
前々回、前回の二回にわたり、マッカーサーやトルーマンとその補佐官たちがウェーク島会談で示した見解についてみてきた。マッカーサーのように「クリスマスまでに」戦争は終わるとの楽観論を示す者もいれば、ウィロビーの情報評 ...
朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(19)
□前回までのあらすじ
1950年10月15日、ウェーク島でダグラス・マッカーサーとハリー・トルーマン大統領とが会談した。世に名高いウェーク島会談である。
このウェーク島会談で、マッカーサー、統合参謀本部およびトルーマン ...
朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(18)
▼ウェーク島会談 ~朝鮮戦争は「最終段階」にある~
1950年10月15日、太平洋に浮かぶウェーク島でダグラス・マッカーサーとハリー・トルーマン大統領とが会談した(ウェーク島会談)。ウェーク島会談は、マッカーサー、統合参謀本部 ...
朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(17)
□前回までのあらすじ
マッカーサーが周囲の反対を押し切って成功させた仁川上陸作戦以降、外部の批判に耳を貸さなくなる一方で、38度線を越えて北朝鮮に侵攻するというマッカーサーの決定は、ワシントンの政権中枢に国連軍の前進が持つ意味 ...
朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(16)
□はじめに
こんにちは。長南です。
今週月曜日6月4日、森本敏・拓殖大学大学院教授が民間人初の防衛大臣に任命されました。筆者の修士論文を審査していただき、拓殖大学大学院卒業後も外務省委託研究をご一緒にやらせていただいた ...
朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(15)
□はじめに
前回の連載で、国務省とマッカーサー率いる極東軍司令部との緊張関係を考察した。マッカーサーとその側近は「じかに接している仲間以外のあらゆる外部者を敵もしくは潜在的な敵と見なしていた」ため、ジェイムズ・バーンズ国務長官 ...
朝鮮戦争における「情報の失敗」 ~1950年11月、国連軍の敗北~(14)
□前回までのあらすじ
前回、マッカーサーが司令官を務める極東軍司令部内の閉鎖的な組織文化が、極東軍と麾下部隊との関係や極東軍とワシントンの重要な政府機関(統合参謀本部・国務省・CIAなど)との間の関係に大きな影響を与えていたこ ...