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大海軍を想う―その興亡と遺産

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『大海軍を想う―その興亡と遺産』

光人社
伊藤 正徳

戦史に興味がある方なら誰でもご存知でしょうが、著者の伊藤さんは明治22年
生まれの新聞記者です。時事新報、共同通信、新聞協会理事長、産経新聞時事
主筆を経て産経新聞顧問在籍中の昭和37年に逝去されました。

軍事記者として高名で、世界的な軍事通としても知られ、多くの著作を世に出
されています。

ヨーソロ様 は少年時代、この
本の連載記事を楽しみに読んでおられたそうで、海自志願のきっかけになった
とおっしゃっておられます。

さて、今販売されているのは光人社文庫からですが、こちらの手元には昭和42
年12月発行の第24刷があります。その第1章のはじめにこういう文章があります。

「島国は海の上にある。その海を断たれたら、その国は亡び、または衰える。
海は彼の生命線である、故に護らねばならぬ、という條理は、何人も否定する
ことはできない。いな、領土の半面、四半面が海に連なる国でも、その海上交
通線を護るための工夫を怠らない。ドイツは、結局は海を断たれて破れた。
故にソ連は、大陸軍国であるに拘らず、戦訓の随一として海軍の復興に精進中
である。西ドイツも亦、差当り20万トンの海軍を三軍の一基底として再軍備に
着手した。

彼らは戦うために海軍を常備するのではあるまい。戦争はモウ真っ平な筈だ。
それは日本人の考えと同じであろう。しかもなお之を備えるのは、「侵し難い
立場」を保持する為である。己を守る人間の本能、独立を護る国の本分に基く
のだ。或は主張を重からしめる支えとしての意味もあろう。正論であっても、
裸で威張り、叫ぶだけでは通用しない世の中である」

けだし名言といえましょう。

『大海軍を想う―その興亡と遺産』

光人社
伊藤 正徳

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(投稿日:2006年6月 5日 20:21
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