戦略論大系 (10) 石原莞爾
『戦略論大系 (10) 石原莞爾』
戦略研究学会, 中山 隆志
芙蓉書房出版
第11巻「ミッチェル」と第9巻「佐藤鐵太郎」の狭間で刊行が少し
遅れてたようですけど、ようやく出ましたね。
今回は、帝国陸軍が誇る戦略家、石原莞爾中将です。
毀誉褒貶の激しい方です。
満州事変の立役者で、その際の言動を見る限り、
わが国を某国の淵まで追い込んだ主因といえる「陸軍の下克上体質」に火を付
けた張本人、といわれても仕方ないでしょう。
(下克上:ここでは、上官の命令に従わず独断で軍組織を動かすことを指して
ます)
一方、個人的には魅力と才能にあふれる方だったようで、
中将が主宰していた「東亜連盟」に所属していた私の武道の師も、
「一度接したら離れられない」その魅力をいつも話しておられました。
ちなみに、
石原中将については、以前マガジンでもその生涯を連載しました。
中将の真価は、終戦後の酒田軍事法廷で発揮された。
おき軍事は、そう思っています。
記録として残る中将の発言は、一度は目を通す価値、あるでしょうね。
前置きが長くなりました。
今回の配本で紹介されている石原中将の論は
『世界最終戦論』『戦争史大観』
で、石原理論のすべてが記されている2作です。
概略は以下のとおりです。
『世界最終戦論』(後「最終戦争論」と改題)
第一章 戦争史の大観
第二章 世界最終戦争
第三章 世界の統一
第四章 昭和維新
第五章 仏教の予言
第六章 結 言
『「世界最終戦論」に関する質疑回答』
『戦争史大観』
第一編 戦争史大観
第二編 戦争史大観の序説(別名 戦争史大観の由来記)
第三編 戦争史大観の説明
【解題】石原莞爾の思想、その背景と影響 中山隆志
第一章 石原莞爾の生きた時代
第二章 石原莞爾の生涯
第三章 『世界最終戦論』(後『最終戦争論』)と『戦争史大観』
芙蓉書房出版ホームページより
毎回楽しみな編者ですけど、
今回は、戦略研究学会副会長の中山隆志・元陸将補[予備役陸軍少将]です。
いつもながら、1冊の本として通用するほど充実しています。
そして、その石原に対する評価は、実に興味深いものでした。
『戦略論大系 (10) 石原莞爾』
戦略研究学会, 中山 隆志
芙蓉書房出版
(投稿日:2007年1月26日 20:32)
戦略論大系 (10) 石原莞爾の関連記事 楽天市場ランキングで見る
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 戦略論大系 (10) 石原莞爾
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://okigunnji.com/mt/mt-tb.cgi/498
