城下の人―石光真清の手記 1
『城下の人―石光真清の手記 1』
中公文庫
石光 真清 (著)
発売日: 1978-01
ASIN: 4122005507
→石光氏は、明治元年生まれ。
士官学校を卒業した正規の将校で、日露戦争前後に対露諜報の任にあたった人
です。最終的には退役し、民間人としてロシア沿海州で居住、諜報活動を続け
ました。
生涯を綴った「石光真清の手記」が発見されたとき、「戦後最大の発見」と評
判になりましたが、全4部作を通じて、明治という時代と明治人の骨太さが息
遣いと香りを伴って伝わってきます。組織人、諜報員の切なさも良く伝えてく
れる名著です。全4巻です。
ロシアの共産主義革命がシベリアから極東にまで押し寄せてきたときの切迫し
た状況、雰囲気。組織作りのなかで出会う様々な人々との触れあい、シベリア
出兵に関する石光の見解などなど、全4巻で読みどころは山ほどあります。
単なる「冒険物語」ではなく「ひとりの諜報員の人生」をじっくり味わえる、
大人向けの本ともいえます。
(投稿日:2006年5月18日 19:54)
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