自衛隊は軍隊ではありません。
自衛隊が警察でも軍隊でもない事実について、残念ながら国民の多くは本気で取り組もうと思っていないように思えます。
警察というのは国内法の違法行為を取り締まる機能をいい(治安機能といいます)、それを実践しているのが警察庁・各都道府県警、海上保安庁です。
では軍隊は何をするために存在するのでしょうか?国益を守るためです。
したがって、軍の機能は主に対外方面(外交など国際間の問題)で発揮されるというのが通常の考え方です。ですから軍隊の行動は国際ルールすなわち国際法のもとにあるというのが常識です。
このように、
警察も軍隊も暴力機能を保有している点で共通していますが、その機能は根本から違っています。
自衛隊の矛盾は、
そのもつ機能が軍隊であるにもかかわらず、実態が警察である点にあります。
軍隊特有の「青天井の無限責任」は、国際法のもとで活動することではじめて
機能する性質のものです。
その重責を担わざるをえない海外での派遣活動で、自衛隊は活動を国際法でな
く国内法で規制されているわけです。国内法の枠内でしか動けない武装集団は
警察にすぎません。
イラク・インド洋・ゴラン高原での任務はいずれも国益を守るための活動で、警察活動ではないはずです。
自衛隊が軍としての行動をとれば国内法に引っかかる。
こんな馬鹿な話はありません。
「自衛隊は日本国軍である」と明確にすれば、今自衛官に不当に背負わされている重荷の大部分は解消すると思います。
このことに対して、国民の多くはあまりに鈍感すぎる気がします。
(投稿日:2005年5月 1日 21:46)
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