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斎藤吉久の「誤解だらけの天皇・皇室」

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先週の今日のことです。

とても哀しいニュースを見ながら、

「神話教育を無視した戦後教育は、民族の魂からうるおいを奪い、かさかさした人間を生み出す仕組みに成り下がった。
年代を下がるごとに少なくなる皇室、神道に関する国民の知識・常識・感覚が、戦後日本人の精神を荒廃させている根源なのではないか」

と思っていたところ、
並木書房の奈須田さんから、「こういうメールマガジンがあります」とのメールをいただきました。

なんとも不思議な偶然に驚きました。

まずはこれを見てください。

「メルマガ発行の趣旨
日本のように君主制を採用する国は世界的に少なくありませんが、神話の世界につながるほど古い歴史を持ち、国の歴史とともに、1つの王朝が連綿と続いているのは日本の天皇しかありません。しばしばテレビのニュースなどに登場する天皇は、本当は何をなさっている方なのでしょう。知っているようで意外に知られていない天皇・皇室の世界を、日本人の精神史の語り部、斎藤吉久が事実に基づいて、できるだけ分かりやすくお話します。」


早速登録しました。
内容を読んで、メンバーにも薦めました。

皇室や天皇制について書かれた一般向け本の多くは、
日本文明の中核としての 天皇陛下のご存在について、具体的なところを掘り下げていないように思います。唯一オススメできるのは葦津珍彦さんの著作ですが、書店ではほとんど見かけません。

お年を召した方には「言うまでもない」ことでも、戦後教育を受けた者には「ここまで言わないとわからない。知らない」ことがあまりにも多すぎるんですよね。

このメールマガジンを読むと、 天皇陛下が「何のために」「何をされているのか」が具体的にわかります。わが文明、わが国家の何たるかを知るきっかけにもなると思います。

博学な著者の手になるおはなしは、ひとつのよみものとしても大変面白いです。

■筆者のプロフィール

斎藤吉久(さいとう・よしひさ) 1956年、福島県生まれ

弘前大学、学習院大学を卒業後、総合情報誌編集記者などを経て、現在はフリー。
オフィス斎藤吉久を主宰。得意分野は、天皇・皇室、宗教、歴史、食文化など。
雑誌「正論」平成19年9月号に「靖国問題を問い直す9つの視点」、同10月号に「昭和天皇の『不快感』は本当か」、同11月号に「信仰を忘れた聖職者たち」を執筆。最近の雑誌発表記事などは「斎藤吉久Webサイト」で読める。
「斎藤吉久メールマガジン」をmelma!より発信中。


ご紹介した、

『斎藤吉久の「誤解だらけの天皇・皇室」』

は、「melma!」で毎週火曜日に無料配信されています。

興味をお持ちの方は「今すぐ」登録下さい。↓
 http://www.melma.com/backnumber_170937/


実に久しぶりのオススメメルマガです。


(エンリケ航海王子)

■第1回の内容はこういうものでした。↓

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斎藤吉久の「誤解だらけの天皇・皇室」vol.1
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第1回「天皇陛下のお稲刈り」 -天皇のもっとも重要なお仕事は『田植え』?-


▼天皇の稲作は昭和天皇から始まった

天皇陛下は10月上旬、皇居内の水田で恒例のお稲刈りをされました。世界には君主制の国が少なくとも20カ国以上あるようですが、長靴をはいて水田に足を踏み入れ、田植えをし、鎌を手に稲刈りをなさるのは、日本の天皇以外には聞きません。

天皇の稲作の歴史は意外に新しく、昭和天皇に始まります。昭和2(1927)年と3年は赤坂離宮(いまの迎賓館)内に、昭和4年からは皇居・吹上御苑(ふきあげぎょえん)内に水田を開かれ、米作りが始まりました。「有史以来のこと」「農業奨励の思いから」と当時の新聞は伝えています。

しかし手足を泥でよごし、ひたいに汗する仕事は統治者ではなく、労働者の仕事だと決めてかかる国だってあるのに、なぜ日本の天皇は進んで泥田に入られるのか、理由は「農業奨励」だけでしょうか?

たとえば、いまから1200年以上前の8世紀に書きあらわされた、日本でいちばん古い歴史書である『日本書紀』をひもとくと、皇室の祖先がこの国にやってくる「天孫降臨(てんそんこうりん)」に際して、皇室の祖神である天照大神(あまてらすおおかみ)が「わが高天原(たかまがはら)にある斎庭(ゆにわ)
の稲穂をわが子に捧げなさい」と命じられた、と書かれています。

大神の命令に従ってこの地に降り立った、大神の孫・天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)のお名前それ自体、稲がニギニギしく豊かに稔(みの)るようすを表現しているといわれるように、この「天孫降臨」の物語は、日本人の主食となった米がもともと皇室の祖神から与えられたこと、皇室こそは日本の稲作の源
であると説明しています。


▼稲作神話を実践することが天皇の最重要のお務め

天皇の稲作はなぜ始まったのでしょう。保田與重郎(やすだ・よじゅうろう)という有名な評論家・歌人がいます。戦後、隠棲する京都・洛西の「終夜亭」を訪ねてきた新聞記者に、「天皇の仕事でいちばん大切なのは何か?」と質問したあと、憲法が定める国事行為のどれか、と考えあぐねる記者に「田植えだ
よ」と指摘し、驚かせたという逸話が残されています。

天皇の稲作は遠い皇室の祖神の物語と直結している。稲作神話を実践することこそが天皇の最重要のお務めである、と保田は記者に教えたのです。

ヨーロッパの王制国家ではキリスト教の絶対神に正統性の根拠が置かれ、国王は地上の支配者とされていますが、日本の天皇はそれとは異なり、「祭祀王」「祈る王」だとされています。洋の東西を問わず、人々が争いのない、豊かな生活を送るようにするのが統治者の第一の役目でしょうが、歴代の天皇は政治的権力や軍事力ではなくて、神々をまつる祭りと祈りの持つ霊的な力によって、この日本という国を治めてきました。


▼収穫された稲が新嘗祭に用いられる

昭和天皇が始められた稲作は、国の平和と国民の繁栄を請い願う祈りだと理解されます。

今上(きんじょう)天皇(現在の天皇)は父・昭和天皇のこの精神を継承し、天皇の地位に就かれた最初の年からお田植えとお稲刈りをされ、翌平成2年からはさらに種まき(お手まき)もご自身でする新例を開かれました。

宮内庁の発表などによれば、平成19年の「お手まき」は4月12、13日で、皇居・生物学御研究所脇の水田(苗代)で、ウルチ米とモチ米の種をまかれました。「お田植え」は5月15、16日。「お稲刈り」は10月1、2日でした。

丹誠こめて作られ、収穫された稲は、根付きのまま、皇室の祖神をまつる伊勢神宮に納められます。また、11月下旬に宮中で行なわれる新嘗祭(にいなめさい)という天皇がみずから行なわれる重要な神事にも用いられます。

最近では新聞のベタ記事でしか伝えられなくなった天皇の稲作ですが、その意味も含めて、もっと注目されて良いのではないでしょうか。


参考文献=「本年も宮城で親しく御稲作」(「朝日新聞」昭和4年4月20日)、『日本書紀 上』(日本古典文学大系、岩波書店、1967年)、岡本健一「天の君子は小の小人」(『保田与重郎全集』月報、別巻1、講談社、1989年)、葦津珍彦『日本の君主制』(葦津事務所、平成17年)など。


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(投稿日:2008年4月 2日 23:26
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